製品・安全性 よくあるご質問
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従いまして、 Q&Aの利用によって生じた結果については、責任を負いかねますのでご了承ください。なお、製品のご使用に当たっては、最新の電子添文/添付文書をご確認ください。 - 製品に関してご不明な点がございましたら、弊社お問い合わせ窓口又は弊社担当MRにお問い合わせください。
コソプト / コソプトミニ
効能・効果
コソプト配合点眼液とコソプトミニ配合点眼液の効能・効果に違いはありますか?
コソプト配合点眼液、コソプトミニ配合点眼液の効能・効果は、いずれも「次の疾患で、他の緑内障治療薬が効果不十分な場合:緑内障、高眼圧症」です。
ただし、コソプトミニ配合点眼液については、電子添文〔25.保険給付上の注意〕に記載の通り、「以下の患者に使用した場合に限り算定するものであること。①ベンザルコニウム塩化物に対し過敏症の患者又はその疑いのある患者、②角膜上皮障害を有する患者」とされていますので、ご注意ください。
[2023/06 更新]
配合成分の単剤を併用した場合と比較するとドルゾラミドの点眼回数が減少しますが、臨床効果に差はありませんか?
コソプト配合点眼液・コソプトミニ配合点眼液(コソプト類)の用法(1日2回点眼)では、ドルゾラミドの点眼回数が3回から2回に減少しますが、原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者を対象とした第Ⅲ相比較試験1)において、1日2回点眼の本剤の眼圧下降効果はチモロール(1日2回)とドルゾラミド(1日3回)の併用群に対する非劣性が検証されました【参考】。
- 【参考】
- 第Ⅲ相比較試験(ベンザルコニウム塩化物含有製剤)1)
- 原発開放隅角緑内障又は高眼圧症の患者を対象とした国内第Ⅲ相二重盲検比較試験[対照薬:0.5%チモロールマレイン酸塩1日2回(以下、チモロール群)、1%ドルゾラミド塩酸塩点眼液1日3回/0.5%チモロールマレイン酸塩点眼液1日2回併用(以下、併用療法群)]において、観察期に0.5%チモロールマレイン酸塩を1日2回4週間点眼した後、治療期に本剤*1日2回及び各対照薬をそれぞれ8週間点眼したとき、点眼8週時の眼圧変化量の最小二乗平均は、本剤*群、チモロール群及び併用療法群において、それぞれ-2.50mmHg、-1.82mmHg及び -2.78mmHgであり、本剤*のチモロールに対する優越性及び併用療法に対する非劣性が検証された(ベースライン眼圧値を共変量、投与群を要因とした共分散分析)。
最終評価時(点眼後8週間又は中止時)における点眼2時間後の眼圧値及びベースラインからの眼圧変化量(mmHg)の比較(FAS**:463例)
測定時期 | 眼圧値(mmHg) | ||
---|---|---|---|
本剤*群(n=185) | チモロール群(n=90) | 併用療法群(n=188) | |
[測定時期]ベースライン(治療期開始時)の眼圧値 | |||
ベースライン(治療期開始時)の眼圧値 | [本剤*群(n=185)] 20.58±2.07 |
[チモロール群(n=90)] 20.27±1.85 |
[ベースライン(治療期開始時)の眼圧値] 20.41±2.32 |
[測定時期]最終評価時の眼圧値 | |||
最終評価時の眼圧値 | [本剤*群(n=185)] 18.04±2.79 |
[チモロール群(n=90)] 18.51±2.91 |
[ベースライン(治療期開始時)の眼圧値] 17.64±2.90 |
[測定時期]眼圧変化量の最小二乗平均[95%信頼区間] | |||
眼圧変化量の最小二乗平均[95%信頼区間] | [本剤*群(n=185)] -2.50[-2.86, -2.15] |
[チモロール群(n=90)] -1.82[-2.33, -1.31] |
[ベースライン(治療期開始時)の眼圧値] -2.78[-3.13, -2.43] |
[測定時期]本剤群との差[95%信頼区間] | |||
本剤群との差[95%信頼区間] | [本剤*群(n=185)] ― |
[チモロール群(n=90)] -0.68[-1.30, -0.06] |
[ベースライン(治療期開始時)の眼圧値] 0.28[-0.22, 0.78] |
平均値±標準偏差
* ベンザルコニウム塩化物含有製剤(コソプト配合点眼液)
** FAS:Full-Analysis-Setの略。最大の解析対象集団
- 参考資料
-
- 1)北澤克明他:日本眼科学会雑誌 115, 495(2011)【62681】
[2020/09 更新]
用法・用量
電子添文の性状の欄に、『わずかに粘稠性がある』とありますが、点眼順序は後の方がよいでしょうか?
コソプト配合点眼液・コソプトミニ配合点眼液(コソプト類)と他の点眼剤を併用する場合の点眼順序を検討した報告はなく、特に決まりはありません。患者さん個々の併用薬や点眼状況等を考慮してご判断ください。
なお、一般に併用時の間隔が不十分な場合、先に点眼した薬剤が後から点眼した薬剤によって洗い流されてしまい、先の点眼剤の効果が十分得られないおそれがあります。コソプト類も他の点眼剤と併用する場合には、相互に影響を与えないよう、少なくとも5分間以上の間隔をあけて点眼してください1)。
- 参考資料
- 1)コソプト配合点眼液/コソプトミニ配合点眼液 インタビューフォーム Ⅷ-11.適用上の注意の項
- 【関連するQ&A】
[2023/06 更新]
特殊背景患者
気管支喘息又はその既往歴のある患者、気管支痙攣又は重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者に禁忌である理由を教えてください。
コソプト配合点眼液・コソプトミニ配合点眼液(コソプト類)点眼後、全身に吸収された配合成分であるチモロールが気管支平滑筋に局在するβ-受容体を遮断することにより、気管支平滑筋を収縮し、喘息発作の誘発・増悪を起こすおそれがあります。そのため、「気管支喘息又はその既往歴のある患者、気管支痙攣又は重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者」への投与は禁忌としています1)。
慢性閉塞性肺疾患のある患者さんへのコソプト類の投与基準
コソプト類の投与禁忌である「重篤な慢性閉塞性肺疾患のある患者」の明確な基準はありません。慢性閉塞性肺疾患(COPD)は有害物質の長期吸入曝露などにより生ずる肺疾患で、不可逆性または可逆性の小さい気流閉塞を示し緩徐進行性であることから、個々の患者さんの呼吸機能等を考慮して投与をご判断ください。
- 参考資料
-
- 1)コソプト配合点眼液/コソプトミニ配合点眼液 インタビューフォーム Ⅷ-2.禁忌内容とその理由の項
[2023/06 更新]
コントロール不十分な心不全、洞性徐脈、房室ブロック(Ⅱ、Ⅲ度)又は心原性ショックのある患者に禁忌である理由を教えてください。
コソプト配合点眼液・コソプトミニ配合点眼液(コソプト類)の配合成分であるチモロールマレイン酸塩のβ-受容体遮断による陰性変時・変力作用により、症状を増悪させるおそれがあるため、これらの患者は投与禁忌としています1)。
心臓のβ受容体が刺激されると、
- 洞調律(洞房結節興奮)促進による心拍数の増加[陽性変時作用]
- 心房筋および心室筋の収縮力増強[陽性変力作用]
- 房室結節等の刺激伝導速度の増加
の結果、心拍出量が増大します。
心不全の根本原因は心筋のポンプ機能の低下であり、コントロール不十分な心不全ではβ-受容体遮断作用(先述の陽性変時・変力作用および刺激伝導速度の抑制)によって症状を増悪させるおそれがあります。また、洞房結節における電気パルスの生成・伝導の低下により心拍が遅くなる洞性徐脈、房室結節における電気パルスの伝導低下である房室ブロック(Ⅱ、Ⅲ度)においてもβ-受容体遮断作用によって症状を増悪させるおそれがあります。心原性ショックは心筋梗塞、心筋炎、不整脈等により急激に心拍出量が低下する病態で、β-受容体の遮断でさらに心拍出量が抑制され症状を増悪させるおそれがあります。
心不全の患者さんへのコソプト類の投与基準
コソプト類の投与禁忌に設定されている「コントロール不十分な心不全」に明確な基準は特にありません。個々の患者さんの心臓機能等を考慮して投与をご判断ください。
- 参考資料
-
- 1)コソプト配合点眼液/コソプトミニ配合点眼液 インタビューフォーム Ⅷ-2.禁忌内容とその理由の項
[2023/06 更新]
重篤な腎障害のある患者に禁忌である理由を教えてください。投与する場合の投与基準はありますか?
コソプト配合点眼液・コソプトミニ配合点眼液(コソプト類)の配合成分の一つであるドルゾラミド塩酸塩は主に腎より排泄されることが示されており、重篤な腎障害患者に長期点眼した場合はドルゾラミド塩酸塩が蓄積する可能性が考えられます。また、米国において、経口炭酸脱水酵素阻害剤は重篤な腎障害患者には投与禁忌になっていることから、コソプト類においても「重篤な腎障害のある患者」を投与禁忌としています1)。
腎障害のある患者さんにコソプト類を投与する場合の投与基準はありますか?
コソプト類の投与禁忌である「重篤な腎障害のある患者」に明確な基準は特にありません。個々の患者さんの腎機能等を考慮して投与をご判断ください。
透析患者に投与したときの薬物動態に関する検討は行われていますか?
コソプト類を透析患者に投与したときの薬物動態に関するデータはありません。
- 参考資料
-
- 1)コソプト配合点眼液/コソプトミニ配合点眼液 インタビューフォーム Ⅷ-2.禁忌内容とその理由の項
[2023/06 更新]
投与に注意が必要な患者として、眼内手術の既往等のある患者さんが設定された理由を教えてください。投与の目安はありますか?
コソプト配合点眼液・コソプトミニ配合点眼液(コソプト類)の配合成分であるドルゾラミド塩酸塩は、海外で実施されたレトロスペクティブ研究において、「眼内手術の既往を有する患者9例で、ドルゾラミド塩酸塩点眼後に不可逆的な角膜浮腫が発現した。角膜内皮機能が低下した緑内障患者ではドルゾラミド塩酸塩は不可逆性の角膜浮腫を起こす可能性が示唆される。」との報告がされたことから、角膜内皮細胞数の減少が考えられる「眼内手術の既往等のある患者」を投与に注意が必要な患者として設定しました1)。
眼内手術の既往のある患者さんにコソプト類を投与する場合、角膜内皮細胞数に基づく投与の目安はありますか?
患者さんごとに状況が異なり、一概に定めることができないため、コソプト類の投与の目安となる角膜内皮細胞数の基準は設けていません。個々の患者さんの角膜の状態等を考慮して投与をご判断ください。
- 参考資料
-
- 1)コソプト配合点眼液/コソプトミニ配合点眼液 インタビューフォーム Ⅷ-6.-(1) 合併症・既往歴等のある患者の項
[2023/06 更新]
妊婦へ投与できますか?
コソプト配合点眼液・コソプトミニ配合点眼液(コソプト類)は妊産婦への使用経験が少なく安全性が十分検討されていません。妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。
投与される場合には、点眼液の全身への移行が最小限になるよう、点眼後の涙のう部圧迫および閉瞼をご指導ください。
なお、コソプト類では検討していませんが、配合成分の1つであるドルゾラミド塩酸塩の生殖発生毒性試験(ウサギ、経口)で、母動物に代謝性アシドーシスを生じる用量を投与したとき、胎児の中軸骨格奇形が報告されています。また、チモロールマレイン酸塩の生殖発生毒性試験では、器官形成期のラットに500mg/kg/日を経口投与した試験で骨化遅延が、マウスに1,000mg/kg/日、ウサギに200mg/kg/日を経口投与した試験で死亡胎児数の増加が認められています【参考】。
- 【参考】
- 本剤の生殖発生毒性試験、血液-胎盤関門通過性に関する該当資料なし
- 生殖発生毒性試験1)
- <ドルゾラミド塩酸塩>
ラットを用いた経口投与(0.1~15mg/kg/日)による繁殖能試験、胎児器官形成期投与試験及び周産期・授乳期投与試験において、胎児の低体重及び産児の生後発育の軽度の遅延が観察されたが、繁殖能に及ぼす影響、胚致死作用あるいは催奇形性は認められなかった。
ウサギを用いた経口投与(0.2~10mg/kg/日)による胎児器官形成期投与試験において、1mg/kg/日以上で胎児の低体重が認められ、低頻度ではあるが、母動物が代謝性アシドーシスを起こした2.5mg/kg/日以上の用量で中軸骨格奇形が観察された。
<チモロールマレイン酸塩>
交配前・妊娠初期、器官形成期及び周産期・授乳期のラットに50~500mg/kg/日を経口投与した試験並びに器官形成期のマウス、ウサギにそれぞれ50~1,000mg/kg/日、30~200mg/kg/日を経口投与した試験において、ラットの最高用量群で軽度の骨化遅延が、また、マウス、ウサギの最高用量群に死亡胎児数の増加が認められた以外、生殖障害及び催奇形作用は認められなかった。
- 血液-胎盤関門通過性2)
- <ドルゾラミド塩酸塩>
妊娠ラットにドルゾラミド塩酸塩10mg/kg/日を妊娠6日目~15日目の間、1日1回経口投与した。妊娠15日目の投与2、24時間後の胎児への移行は僅かであった。
<チモロールマレイン酸塩>
ラットに14Cチモロールマレイン酸塩7.3mg/kgを経口投与した試験において、2時間後、羊水中には血漿中濃度の約1/9に相当する0.17µg/mLが認められ、胎盤には1.27µg/gが認められた。
- 参考資料
-
- 1)コソプト配合点眼液/コソプトミニ配合点眼液 インタビューフォーム Ⅸ-2.-(5) 生殖発生毒性試験の項
- 2)コソプト配合点眼液/コソプトミニ配合点眼液 インタビューフォーム Ⅶ-5.-(2) 血液-胎盤関門通過性の項
[2023/06 更新]
授乳婦へ投与できますか?
コソプト配合点眼液・コソプトミニ配合点眼液(コソプト類)の授乳中の女性への投与は、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を判断してください。乳児への影響が懸念される場合には授乳を中止し、人工母乳に切り替えてください。授乳を継続する場合には点眼液の全身への移行が最小限になるよう、点眼後の涙のう部圧迫および閉瞼をご指導ください。
コソプト類は授乳中の女性への使用経験はなく、乳汁を介した哺乳児に対する安全性は十分検討されていません。また、配合成分であるドルゾラミド塩酸塩では動物実験(ラット、経口)で乳汁中への移行が認められた等の報告が、もう一つの配合成分 チモロールマレイン酸塩では点眼によりヒト乳汁中への移行が認められたとの報告があります【参考】。
- 【参考】
- 本剤の乳汁への移行性、生殖発生毒性試験に関する該当資料なし
- 乳汁への移行性1)
- <ドルゾラミド塩酸塩>
妊娠ラットに妊娠15日目から哺育21日目までの間、ドルゾラミド塩酸塩7.5mg/kg/日を1日1回経口投与し、分娩後7、14、21日目の投与4時間後に母動物の乳汁中の濃度を測定した。乳汁中のドルゾラミド及び代謝物のN-脱エチル体濃度はそれぞれ0.30~0.37及び1.09~1.22µg/mLであった。
<チモロールマレイン酸塩>
出産後より0.5%チモロールマレイン酸塩点眼液を点眼していた授乳婦(34歳)に0.5%チモロールマレイン酸塩点眼液1滴を片眼に1回点眼したところ、点眼後1.5時間の血漿中に0.93ng/mL、母乳中に5.6ng/mLのチモロールが認められた(外国人データ)。
- 生殖発生毒性試験
- <ドルゾラミド塩酸塩2)>
ラットを用いた経口投与(0.1~7.5mg/kg/日)による周産期・授乳期投与試験において、7.5mg/kg/日群で産児の体重減少、生後分化の軽度遅延が観察された。
<チモロールマレイン酸塩>
ラットを用いた経口投与(50~500mg/kg/日)による周産期・授乳期投与試験において、母動物の哺育行動の異常、新生児の体重減少、離乳率の低下、その後の発育抑制傾向が認められた。しかし、新生児の体重減少と離乳率の低下は本剤の苦味による母動物の哺育行動の変化に起因すると考えられた。
- 参考資料
-
- 1)コソプト配合点眼液/コソプトミニ配合点眼液 インタビューフォーム Ⅶ-5.-(3) 乳汁への移行性の項
- 2)中塚敏夫他:基礎と臨床 28, 1301(1994)【64250】
[2023/06 更新]
小児等(新生児、乳児、幼児、小児)へ投与できますか?
コソプト配合点眼液・コソプトミニ配合点眼液(コソプト類)は、小児等を対象とした臨床試験は実施しておらず安全性は確立していません。治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。
投与される場合には、点眼液の全身への移行が最小限になるよう、点眼後の涙のう部圧迫および閉瞼をご指導ください。
※年齢区分(おおよその目安)
小児:7歳以上、15歳未満の児、幼児:1歳以上、7歳未満の児、乳児:生後4週以上、1歳未満の児、新生児:出生後4週未満の児、低出生体重児:出生時の体重が2500g未満の児
小児緑内障の治療
緑内障診療ガイドライン第5版 第8章 緑内障の病型別治療1)では、Ⅲ小児緑内障の一病型である1.原発先天緑内障の治療について、『治療の第一選択は手術治療である(1B※)。』、また『薬物治療は周術期ないし手術治療後の補助手段として行われる(1B※)。』としている。加えて、1.-2)薬物治療の項には『どの薬物も乳幼児・小児における安全性および効果についてのデータは確立していないことを忘れてはならない。』と記載している。
※【推奨の強さ】1:強く推奨する、2:弱く推奨する(提案する)
【エビデンスの強さ】A(強):効果の推定値に強く確信がある、B(中):効果の推定値に中程度の確信がある、C(弱):効果の推定値に対する確信は限定的である、D(とても弱い):効果の推定値がほとんど確信できない
- 参考資料
-
- 1)日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン改訂委員会:日本眼科学会雑誌 126,85(2022)【66595】
- 【関連するQ&A】
[2023/06 更新]
服薬指導
コソプト コンタクトレンズを装用したまま使用してもよいですか?ベンザルコニウム塩化物非含有なので、ソフトCLに及ぼす影響がないと考えてよいですか?
コンタクトレンズ(CL)装用中の点眼可否は一概に決められるものではありません。眼の状態を十分に観察し、アドヒアランス等も考慮して、患者さんごとにコソプト配合点眼液の点眼可否をご判断ください。
原則的にはハード・ソフトを問わず、いずれのCLもはずして点眼し、少なくとも5~10分間の間隔をあけて再装用することが望まれます。ただし、一般的には眼表面に疾患がなく、CLを装用できる状態であれば、ハードCL(酸素透過性CLを含む)装用者が使用する場合は、そのまま点眼可能と言われています。
- 【注意】
- 点眼可否を判断する基準が定められていない現状では、点眼剤の剤型やCLの種類だけで決めることは難しく、製薬会社、CL販売会社などによっても見解が異なる場合があります。
コソプト配合点眼液はベンザルコニウム塩化物非含有なので、ソフトCLに及ぼす影響がないと考えてよいですか?
コソプト配合点眼液はベンザルコニウム塩化物を含んでいませんが、ソフトCLを装用したままの点眼は避けてください。一般に、ソフトCLにおいては、レンズ内に主薬や防腐剤などの添加剤が滞留すると考えられ、通常よりもCLへの影響や副作用(角結膜上皮障害等)が強く出る可能性が考えられています。また、緑内障治療薬の眼圧下降作用発現には主薬の眼内移行性が関与すると考えられていますが、CLを装用したままコソプト配合点眼液を点眼した場合の眼内移行についての検討は行っていません。
[2023/06 更新]
コソプトミニ コンタクトレンズを装用したまま使用してもよいですか?
コソプトミニ配合点眼液は防腐剤を含有していませんが、主薬や添加剤のコンタクトレンズ(CL)に対する影響は検討していません。そのため、コソプト配合点眼液と同様に、眼の状態を十分に観察し、アドヒアランス等も考慮して、患者さんごとに点眼可否をご判断ください。
原則的にはハード・ソフトを問わず、いずれのCLもはずして点眼し、少なくとも5~10分間の間隔をあけて再装用することが望まれます。ただし、一般的には眼表面に疾患がなく、CLを装用できる状態であれば、ハードCL(酸素透過性CLを含む)装用者が使用する場合は、そのまま点眼可能と言われています。
- 【注意】
- 点眼可否を判断する基準が定められていない現状では、CLの種類だけで決めることは難しく、CL販売会社などによっても見解が異なる場合があります。
[2023/06 更新]
コソプトミニ 開封時、点眼せずに1~2滴捨てる理由を教えてください。
容器を開封した時に生じるプラスチック破片が、容器の開封口に付着している可能性があります。
点眼時の破片の混入を回避するため、コソプトミニ配合点眼液の開封時は最初の1~2滴を捨てるよう注意喚起しています。
[2023/06 更新]
コソプトミニ 1本で両眼に点眼できますか?
コソプトミニ配合点眼液は1本で両眼に点眼可能です。
なお、コソプトミニ配合点眼液は防腐剤を含有していないシングルユース(1回使い捨て)タイプの点眼液です。余った液は残さず、すみやかに破棄してください。
[2019/03 更新]
その他、点眼剤の全般的な服薬指導についてはこちらをご覧ください。
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製品情報センター:0120-921-839
※上記フリーコールがご利用いただけない場合:06-6321-7056
受付時間:9:00~17:00(土、日、祝日を除く)
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