製品・安全性 よくあるご質問

ご利用にあたっての注意
  • ここに掲載のQ&Aは、医療従事者向けの内容です。
  • この情報は、製品の適正使用に関する参考情報であり、あらゆるケースに適応されるものではありません。
    従いまして、 Q&Aの利用によって生じた結果については、責任を負いかねますのでご了承ください。なお、製品のご使用に当たっては、最新の電子添文/添付文書をご確認ください。
  • 製品に関してご不明な点がございましたら、弊社お問い合わせ窓口又は弊社担当MRにお問い合わせください。

エコリシン眼軟膏

特殊背景患者

妊婦へ投与できますか?

A

エコリシン眼軟膏は妊産婦への使用経験がなく安全性が十分検討されていません。妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください。

[2023/12 更新]

授乳婦へ投与できますか?

A

エコリシン眼軟膏の授乳中の女性への投与は、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を判断してください。
授乳中の女性への投与で、乳児への影響が懸念される場合には授乳を中止し、人工母乳に切り替えてください。

エコリシン眼軟膏(0.5%エリスロマイシンラクトビオン酸塩・0.5%コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム含有)投与時の乳汁への移行性の検討は行われていませんが、エリスロマイシン経口投与(ヒト)での乳汁中への移行が報告されています。一般に点眼での投与量は経口投与に比べ少なく、エコリシン眼軟膏投与(ウサギ)時の血中への移行は認められていませんが、両成分の乳汁を介した哺乳児への安全性は十分検討されていません【参考】。

【参考】
乳汁への移行性1)
産後5~7日の授乳婦(n=2~3)にエリスロマイシン500mgを単回経口投与し、母体血中および乳汁中移行を検討した結果は下表のとおりである。
投与量 時間(hr) 乳汁中濃度(µg/mL) 血中濃度(µg/mL)
500mg単回経口 1 trace 4.3
2 1.0 3.3
4 1.2 1.3
6 1.1 0.8
点眼での投与量
エコリシン眼軟膏[エリスロマイシンラクトビオン酸塩 5mg/g(力価)、コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム 5mg/g(力価)]を1回1cm(0.035g)、両眼に1日3回点眼した場合、エリスロマイシンラクトビオン酸塩、コリスチンメタンスルホン酸ナトリウムとしての1日の投与量はおのおの約1.05mgである。
0.035g×2(両眼)×3(回)×5(mg/g)=1.05mg
血中濃度2)
白色ウサギの両眼に本剤(エコリシン眼軟膏)を15分毎に4回点眼したとき、最終点眼15分後および1時間後の血清への移行は認められなかった。
参考資料

[2023/12 更新]

小児等(新生児、乳児、幼児、小児)へ投与できますか?

A

エコリシン眼軟膏は、小児等においても成人と同様に使用できます。ただし、電子添文の通り、低出生体重児、新生児、乳児又は4歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していません。これらの患者さんへの投与が必要と判断される場合は副作用の発現等に十分注意して投与してください。

※年齢区分(おおよその目安)
小児:7歳以上、15歳未満の児、幼児:1歳以上、7歳未満の児、乳児:生後4週以上、1歳未満の児、新生児:出生後4週未満の児、低出生体重児:出生時の体重が2500g未満の児

【参考】
小児等への投与例1)
臨床試験において、臨床的に細菌性外眼部疾患と診断された小児4例(4~11歳)に0.5%エリスロマイシンラクトビオン酸塩・0.5%コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム配合眼軟膏を1日2回、4~20日間投与したが副作用は特に認められなかった。
なお、0.5%エリスロマイシンラクトビオン酸塩・0.5%コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム配合点眼液を使用した臨床試験において、臨床的に細菌性結膜炎と診断された小児66例(生後1ヵ月~14歳)に1日3~6回(角膜潰瘍の1例のみ1時間毎)投与した(投与期間不明)が、副作用は特に認められなかった。
参考資料
【関連するQ&A】

[2023/12 更新]

その他、点眼剤の全般的な服薬指導についてはこちらをご覧ください。

製品に関するお問い合わせ(医療関係者の皆様)

製品情報センター:0120-921-839
※上記フリーコールがご利用いただけない場合:06-6321-7056
受付時間:9:00~17:00(土、日、祝日を除く)
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