PowerPointには予め様々なデザインのテンプレートが用意されています。

この中から好きなテンプレートを選んで使用してもよいですが、ここにある既存のテンプレートはPowerPointを利用する人なら誰でも目にすることができ、簡単に入手できるので、多くの人が使用している可能性があります。他の先生が全く同じテンプレートを使用している…ということも起こり得ます。もう少しオリジナリティがほしい場合は、Microsoftのオンラインを使ってテンプレートをインストールしましょう。ネット環境さえあればいつでもMicrosoftのオンラインを利用できます。Microsoftのオンラインには沢山のテンプレートがあるので、テーマを絞って検索すると、簡単にイメージに合ったテンプレートが見つかります。

検索バーに、求めているイメージのキーワードを入力します（例えば、春、明るい、子どもなど）。複数のキーワードを入力してテンプレートを絞り込むことができます。ヒットしたテンプレートが検索バーの下に表示されるので、その中から使用したいテンプレートを選択します。これでテンプレートがダウンロードされます。

前述のとおり、テンプレートは用いるモチーフで印象が変わります。

• 相手にどういうイメージを与えたいのか
• 誰に対して発表をするのか（医療従事者向けなのか、それとも一般市民向けなのか、など）

上記に合わせてテンプレートを選ぶと効果的です。

また、主役はあくまで本文なので、派手なデザインや主張の強いデザインは避けましょう。

「ホーム」タブの「新しいスライド」を表示すると、そのテンプレートに組み込まれているレイアウトが一覧されます。

「表示」タブの「スライドマスター」をクリックすると、画面がスライドマスターに切り替わります。ここに、「新しいスライド」で表示されたレイアウトが入っています。

このスライドマスターで、不要なレイアウトを削除したり、使いやすいレイアウトを作成します。

マスター表示を閉じて、作業用スライドに戻ります。
「新しいスライド」を開くと、スライドマスター上に作成したレイアウトが表示されます。

PowerPointのデフォルトの色の組み合わせを変更できます。「デザイン」タブの「バリエーション」を開き、「配色」を選択すると、PowerPointに組み込まれている既存のパレットが表示されます。ここから好きな組み合わせを選びます。

既存のパレットに好みの色の組み合わせがない場合、パレットをカスタマイズすることができます。「配色」の一番下にある「色のカスタマイズ」を選択します。

現在のパレットの色の組み合わせが表示されるので、1つ1つ色を変更していきます。

デフォルトのフォントの組み合わせを変更することができます。Office2016以降のPowerPointは、フォントの種類に游ゴシックがデフォルトとして設定されています。「デザイン」タブの「バリエーション」を開き、「フォント」を選択すると、全角と半角のフォントの種類の組み合わせが表示されます。この中から好みのフォントの組み合わせを選択します。

フォントの組み合わせも、配色同様「フォントのカスタマイズ」からカスタマイズすることができます。