眼外傷は救急疾患であり、適切な診断と早期治療を行うことで予後を大きく改善することができる疾患群である。眼外傷は、眼球破裂を代表とする眼球外傷と、眼窩骨折に代表する眼窩外傷に大別できる。眼窩外傷においては、眼窩壁、眼瞼、外眼筋、視神経、眼瞼など、損傷部位により疾患は様々である。その中には眼窩骨折のように徐脈、心停止が生じる疾患があり、生命に関わる領域でもある。ビデオではサブタイトルにあげた緊急を要する疾患の対応について解説する。