ボツリヌス治療を受ける患者は、この治療法と上手く付き合えるかどうかが、今後を左右するだけに重要である。上手く付き合えるようになれば、日常生活を問題がありながらも送れるようになり、病気を受け入れられるようになる。手間を惜しまず、投与部位や濃度を毎回確認し、本人にあった投与方法を探る。疼痛に弱い人にはできるだけ局所麻酔薬を用い、針の太さも考慮するなどの工夫が、ボツリヌス注射の効果を上げることにつながる。本ビデオでは、兵庫医大ボツリヌス外来で、私たちが日々行っている試みを紹介する。