領域 緑内障

点眼操作性向上アタッチメント「Just in」のご紹介

開発の経緯について

  • 点眼は、毎日確実に眼表面に滴下できなければ十分な効果が発揮できない可能性があります。
  • 一方で、緑内障患者さんを対象としたアンケート調査の結果では、点眼に慣れているはずの緑内障患者さんでも約70%の方がうまく「目に入らない」経験1)をしており、約60%の緑内障患者さんが初回の点眼操作で眼表面に正確に滴下できなかったという報告2)もあります。
  • Santenは多くの患者さんの正確な点眼および安全性に貢献したいと考え、点眼操作性向上のアタッチメントであるJust in <ジャストイン>を開発いたしました。
  • 2018年イプソス株式会社 会場調査(本調査は参天製薬株式会社の資金にて実施された)
  • 浪口孝治 他:あたらしい眼科 34(9): 1257-1262(2017)

Just in <ジャストイン> の概要

名称
Just in <ジャストイン>
種類
点眼補助具
(ディンプルボトル専用 点眼操作性向上アタッチメント)
※医療機器ではございません
特長
  • ぶれずに正しい位置*に点眼容器の固定ができます
    *目と点眼口の距離・角度を考慮し眼表面に正確に滴下できると思われる位置
  • 目と点眼容器の先との距離が安全に保てます
  • シンプルな構造のため、容易に装着が可能です
  • 通常の点眼と近い動作で使用できます
  • 滴下命中率は90%*でした
    *患者調査時、計2回点眼した合計の結果
保管管理
  • 繰り返し使用可能です
  • 汚れた場合は水洗い可能です
製品構成
  • 補助具本体
  • 取扱説明書
  • 包装小箱
流通
医療用医薬品卸経由で納品
価格
希望小売価格:300円

Just in <ジャストイン> の特長

形状、設計

  • ぶれずに正しい位置*で点眼容器の固定が可能です
  • 点眼容器の先が目に触れない構造で、目との距離がとれるため安全です
  • まつ毛や眼瞼との接触を減らすことができます
形状、設計の図
  • *目と点眼口の距離・角度を考慮し眼表面に正確に滴下できると思われる位置
  • **平均的な日本人の眼周囲の形状を参考に接着部分を設計

セッティング、点眼

  • 容易にセッティング可能な設計です
  • 通常の点眼動作で使用することができます(完全に上を向かなくても点眼可能です)
セッティング、点眼の図:キャップを外して簡単に装着 セッティング、点眼の図:通常の点眼動作に近い動作で点眼

患者評価(点眼成功率)

「Just in」使用性調査

調査対象
以下の条件を満たす患者さん50名
  • ①ディンプルボトルの点眼薬を処方されており、継続使用している
  • ②目薬をさす時に、1回できちんと目に入らないことがある
  • ③上記以外の困りごとがある(目薬の先が見えにくい、目薬の先を目にくっつけてしまう、手がふるえてしまう)
調査方法
事前リクルートによる、会場調査
  • ①対象患者に対して指導員がJust inの取扱説明書を元にセッティング、点眼動作、取り外し方法について説明、Just inに装着して点眼を実演した後に質疑対応を実施
  • ②説明後に患者自身でディンプルボトルをJust inに装着して点眼を実施し、患者自身が1滴を眼内に滴下できたか自己申告を元に点眼成功率を判定
  • ③不成功患者に対して再度使用方法について指導員が説明し患者自身で点眼し同様に自己申告を元に点眼成功率を判定
調査地域
東京、大阪
調査時期
2018年7月

点眼に困りごとのある患者さんを対象に使用評価を行った結果、1回目の点眼で78%の患者さんが、2回目になると90%の患者さんが眼表面に的確に滴下することができました。

患者評価(点眼成功率)の図

患者評価(使用後評価)

Just inを使用された後、「目薬を固定でき、点眼しやすかった」、「目薬が1回で、きちんと目に入った」、「普段よりも確実に、目薬をさせた」、「目薬を目に入る位置に持っていきやすかった」、「目薬の先が、目にくっつかなくてよかった」ことが良い点だと回答されました。

患者評価(使用後評価)の図

その他

  • 全てのディンプルボトルに使用可能です
  • 洗いやすく清潔さを保ちやすい設計です
  • サイズが小さい(本体、小箱とも)ため点眼容器と同じ場所に保管ができます(保管場所に困りません)
  • 構造が複雑ではないので取り扱いやすく、高い耐久性も期待できます

Santenは使い勝手に配慮した容器である
ディンプルボトルを採用しています

ディンプルボトルの図

SantenはディンプルボトルとJust inにより
点眼コンプライアンスの向上に寄与したいと考えています。

点眼コンプライアンスの向上の図
  • ※Just in発売当時の写真です。点眼剤については販売中止、製品名変更、ラベルデザイン変更を行っている製品もあります。​

取り扱い説明

使用上の注意

  • 本品は正しい点眼操作をサポートするためのSantenのディンプルボトル製品専用のアタッチメント(点眼補助具)です。
    医師・薬剤師から指示があった製品でのみご使用ください。
  • 背もたれのあるイスなどに座る、または仰向けに寝て、安定した体勢で点眼してください。
  • 点眼操作以外の用途で使用しないでください。
  • 本品が眼球に触れないように注意してください。
  • 衛生上、他の人との共用はお避けください。
  • 本品が汚れた場合は、水洗いし十分に乾燥させてください。
  • 本品の破損や異常などに気づいた場合は、使用しないでください。
  • 直射日光、火気及び高温・多湿を避け、小児の手の届かない清潔な場所に保管してください。
  • 本品の角や縁などでケガをしないよう、取り扱いにご注意ください。

使用方法

手洗い→点眼容器のセット

使用方法:手洗い→点眼容器のセットの図

持ち方→目への固定・点眼

使用方法:持ち方→目への固定・点眼の図

点眼容器の取り外し→保管

使用方法:点眼容器の取り外し→保管の図

操作方法の詳細のご紹介

操作方法の動画をご紹介しています。

おすすめコンテンツ

診断・治療

診断・治療

動画ライブラリー

動画ライブラリー

セミナー・ 講演会

セミナー・ 講演会

眼科と経営

眼科と経営

会員向けコンテンツの閲覧について

このコンテンツは会員専用コンテンツとなっております。閲覧いただくには会員登録が必要です。

医療関係者向けページのご利用は日本国内の医療関係者(医師、薬剤師、看護師、視能訓練士、医療事務・受付スタッフ、医学生)の方に限らせていただきます。日本国外の医療関係者、一般の方への情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。

会員登録済みの方

ユーザーIDを忘れた方

パスワードを忘れた方