領域 アレルギー性結膜炎
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2024年スギ・ヒノキ花粉飛散数と飛散開始日の予測
(2023年12月22日現在/NPO花粉情報協会)
監修:NPO法人花粉情報協会事務局長 佐橋紀男先生
スギ・ヒノキ花粉飛散数は、全国的に平年並みか平年を下回るものの、多くの地点で大量飛散の目安になる2,000個/cm2以上になると予測されています。
スギ・ヒノキ花粉飛散数は、全国的に平年並みか平年を下回るものの、多くの地点で大量飛散の目安になる2,000個/cm2以上になると予測されています。
春に飛散するスギやヒノキの花粉飛散数は、スギやヒノキの雄花が形成を始める前年6~7月の日照時間をはじめとする夏の気象条件と前年春の花粉の飛散量が大きく影響しています。2023年春のスギやヒノキの花粉は全国的に飛散数が多く、5,000個/cm2未満の飛散数だった地点は62地点中11地点程度でした。このため、花粉飛散数の推移からは、2024年の雄花の生産量は前年より減少する可能性が高いと予想されます。一方で、6~7月の日照時間は西日本の一部で平年より少なくなりましたが、東日本を中心に猛暑になり、日照時間も平年並みか平年より多くなりました。2024年春のスギやヒノキの花粉飛散数は、大量飛散した2023年と比較するとかなり減少する見込みです。一方、過去10年の平均値と比較すると、東海では平年を上回り、関東は平年並みかやや多く、東北、北陸と近畿では平年並みかやや少なく、中国・四国と九州では平年より少ない飛散量となる見込みです。
2023年は秋にかけて高温が続き、さらに気象庁の長期予報では12月から2024年2月にかけても高温が予想されています。暖冬の影響でスギ花粉の飛散開始は平年より早く、一部の地域では1月下旬に飛散開始となる可能性があります。
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