イノベーションおよびエコシステムの発展加速

Santenは、事業分野である眼科領域における医療アクセス向上に取り組み、眼の疾患や不具合に起因する世界中の人々の社会的・経済的な機会損失を削減することを目指します。

「Ophthalmology」(眼科医療への貢献)とは

Santenのマテリアリティ(経営の重要課題)は3つの戦略と4つのESGマテリアリティで構成されています。「Ophthalmology」(眼科医療への貢献)「Wellness」(健康な目の追求)「Inclusion」(共生社会の実現)の3つの戦略の一つ、「Ophthalmology」では、眼科医療のイノベーションおよび眼科医療エコシステム 注釈 の発展を加速していきます。

眼科医療のイノベーション

医薬品やデバイスの新製品創出はもちろんのこと、細胞治療や遺伝子治療等の革新的な治療アプローチへの取り組みに加えて、製薬企業としての枠を越え、患者さん起点で眼科医療ソリューションの開発と提供に取り組むことにより、眼の疾患からの解放と患者さんの生活の質向上を目指します。

眼科医療エコシステムの発展加速

眼科薬やサージカルデバイスの開発、販売、安定供給により、増大するメディカルニーズを充足させていくことに加え、眼科医療エコシステムの質的・量的充実や社会的効率の向上をステークホルダーとの連携のもとに推進していきます。

注釈
眼科医療エコシステム:眼科医療の提供に寄与するさまざまな関係者の集合体とそれらが有機的に機能する連携関係のこと

Orbisとのパートナーシップによる質の高い眼科医療システムの発展加速

Santenは、眼科医療従事者のスキル向上、眼科医療従事者の教育を支援するためのデジタル技術の開発、さらには目の健康の重要性に対する社会的な認知向上を通じ、誰もが質の高い眼科医療を受けることが可能な眼科医療システムの発展を加速させることを目的に、回避可能な失明の予防および治療に先駆的に取り組んできた世界的な非政府組織であるOrbis Internationalと提携しました。

中国の眼科医療従事者を対象とした「Digital Glaucoma Educational Initiative(デジタル緑内障教育イニシアティブ)」

3年間の取り組みを通じて、適切な診断・治療を行うことで失明が回避可能な緑内障に焦点を当て、人工知能(AI)なども活用したオンラインコースや、手術のライブデモストレーション等の仕組みを開発します。
この提携により、Santenは、緑内障をはじめとする眼科領域におけるリーディングカンパニーとして、中国の遠隔地を中心に、より多くの眼科医療従事者に遠隔トレーニングを提供することに貢献します。
当ツールは、Orbisの遠隔医療プラットフォームであるCybersightを通じて中国語で配信され、医療従事者が母国語でトレーニングに参加できるようになることで中国においてこれまでかなわなかった標準化された優れた教育カリキュラムの運用が可能となり、より多くの患者さんに質の高い眼科医療を提供することができるようになります。

低・中所得国(とりわけアジア)における眼疾患の負担軽減に向けた10年間の長期的な取り組み

今後ますます増加が予想される眼疾患について、アジアを中心とした低・中所得国における負担軽減に向け10年間の長期的な取り組みを行います。
SantenとOrbisは、当初3年間において以下の通り、人工知能などのデジタル技術を活用して医療従事者のトレーニングを強化することにより、質の高い眼科医療システムの向上に注力します。また、目の健康の重要性に対する人々や社会の意識の向上にも努めます。

  • ベトナムとインドにおける眼科研修医向けトレーニングの質の向上、および眼科医の緑内障専門知識とスキルの向上
  • 緑内障に関する眼科医向けデジタルトレーニングプログラムの開発(人工知能を活用した診断サポートやデジタル技術を活用した手術トレーニングプラットフォームなどを含む)
  • 眼科医療および視機能の改善によるQOLへの影響など、眼の健康の重要性を定量化することを目的とした研究への投資

Verilyとの合弁会社設立による眼科デバイスなどのソリューション開発

Santenは、さまざまな人々の目の健康の向上を目的に、Verily Life Sciences LLC(本社:米国サンフランシスコ、以下Verily社)との合弁会社「Twenty Twenty Therapeutics」を設立しました。
世界中の近代的な眼科診療を支援するためのソリューションを開発していく予定です。Santenの眼科における専門性および高い技術と、Verily社の統合医療機器や機械学習の開発における専門性を融合することで、独創的な眼科デバイスや総合的な技術ソリューションを開発、商品化していきます。
中長期的には、機械学習等を活用した医療負荷の軽減は、途上国の医療エコシステムの飛躍的成長も促します。医療アクセスと医療の質を向上させ、患者さんの疾患による負荷の軽減を目指します。