参天製薬

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ニュースリリース

セントコア社と抗APO-1抗体の導入に関するライセンス契約を締結

2001年2月9日

参天製薬株式会社(本社:大阪市、社長:森田隆和)は、セントコア社(本社:米国ペンシルバニア州  マルバーン)と、抗APO-1抗体のリウマチ治療薬としてのライセンス契約を2月8日に締結いたしましたのでお知らせいたします。
これにより、参天製薬は日・米・欧・アジアにおいて、抗APO-1抗体(*1)を独占的に開発・製造・販売する権利を得ました。

慢性関節リウマチの罹患関節においては、滑膜細胞(*2)のアポトーシス(*3)(プログラム細胞死)が正常に進まず、その結果、滑膜細胞が異常増殖し、関節の軟骨・骨破壊につながると考えられています。
抗APO-1抗体は、異常増殖した滑膜細胞上のAPO-1抗原(受容体)と結合することによりアポトーシスを誘導して滑膜の異常増殖を正常化し、慢性関節リウマチの病態を改善することが期待されますことから、本抗体を関節腔内注射薬として開発することを計画しております。

慢性関節リウマチの治療においては、薬物治療で十分に関節の軟骨・骨破壊が抑制出来ない場合、人工関節置換術等の外科治療が実施されています。抗APO-1抗体は、従来の薬剤とは異なる全く新しい作用機序のバイオ製剤であり、関節の軟骨・骨破壊を強く抑制する可能性があると考えています。本剤の開発により、リウマチ医療における薬物治療の幅が広がり、患者さんのクオリティー・オブ・ライフの向上につながることが期待されます。


【参考】
用語の解説

1.抗APO-1抗体
(anti APO-1 antibody)
抗Fas抗体ともいう。細胞表面上のAPO-1抗原(受容体)と結合することで、その細胞内にシグナルを送りアポトーシスを誘導する。
2.滑膜細胞
(synovial cell)
関節を包んでいる滑膜を構成している細胞。慢性関節リウマチにおいては、滑膜が異常増殖し、炎症や関節骨破壊を引き起こすサイトカイン(血球系の細胞から分泌される高分子生理活性物質)を産生することが知られている。
3.アポトーシス
(apoptosis)
高等生物が発生や個体維持のために細胞を積極的に死なせるプロセスで、プログラミングされた細胞死。癌等の増殖性疾患においては、アポトーシスの異常が知られている。

会社概要
会社名 セントコア社(Centocor, Inc)
本社 米国ペンシルバニア州マルバーン(Malvern, Pennsylvania, U.S.A.)

以上

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