斜視とは

斜視

視力は生まれてからものを見ることにより発達していきます。
斜視はちょっとした注意でみつかることもあるので、
少しでもおかしいと思ったら眼科医に相談しましょう。

斜視はどうやって調べるの?

斜視は両目の向きが異なるため、少し気をつけると、家族の方が見ても分かります。斜視は早期に治療しないと、弱視や物が立体的に見えない原因になりますので、斜視に気がついたら、はやく眼科を受診しましょう。

 

あかちゃんは、鼻が低くて、その根本が十分に発達していないために、両方の目の間が広くなっており、白目の内側が見えない場合があります。外見上は内斜視のように見えますが、本当は斜視ではありません。これを偽斜視といいます。偽斜視は鼻の根元が成長するに従って、内斜視のように見えていたものが、正常に見えるようになります。

斜視はどうやってなおすの?

斜視の原因が遠視の場合には、通常、凸レンズのめがねをかけて、遠視を矯正します。時には調節を改善する目薬を用いることもあります。また、原因が遠視以外の場合には目の筋肉を調節する手術を行うことがあります。手術は通常、局所麻酔で短時間で終わりますが、乳幼児の場合には、全身麻酔で行います。ただし、手術で目の向きをなおしても、両眼視ができない場合がたまにあります。また、斜視から弱視になっている場合には手術の前や後に弱視に対する訓練を行う必要があります。