花粉症の方

例えば、

    年々増加する花粉症。花粉症でおこる目の症状はドライアイと関係がある可能性があります。花粉症と思っていた目のかゆみがドライアイが原因であったり、ドライアイのために目薬をさすと症状が軽くなったりすることもあります。

    その目のかゆみ、花粉症だけでなく、ドライアイかもしれません

     

    花粉症での目の症状は、「アレルギー性結膜炎」と言われ、花粉などに反応して主に結膜に炎症がおきる病気です。代表的な症状は「目のかゆみ」、「目の充血」、「異物感」ですが、これらはドライアイでも見られる症状です。一見、アレルギー性結膜炎とドライアイは全く関係ない病気のように思われますが、互いに関り合って発症している場合もあるのです。

    花粉症の方への注意事項

    花粉症の方は、まず、眼科で診療を受けることをおすすめします。

    まずは、眼科へ

    花粉症に伴う目の症状でお悩みの方は、眼科で一度、目の検査を受けてはいかがでしょうか。場合によってはアレルギー性結膜炎とドライアイが同時に起こっていることもあります。 涙が減るドライアイでは目に入ってきた花粉などの異物をすぐに涙で洗い流すことが出来ず、花粉が目の表面に長くとどまることで炎症がおこりやすくなります。また、アレルギー性結膜炎では結膜(白目とまぶたの裏)に炎症が起こると、涙の成分が変化したり、涙を目の表面に保てず、ドライアイが悪化してしまうことがあります。 症状の原因がドライアイによるのであれば、ドライアイ治療によって、アレルギー性結膜炎によるものであればアレルギー性結膜炎の治療によって、あなたの「目のかゆみ」や「目の充血」、「異物感」が軽くなるかもしれません。

     

    医師の処方による目薬を点眼

    眼科医に相談し、それぞれの症状に合ったドライアイ用の目薬やアレルギー性結膜炎用の目薬を処方してもらいましょう。

    個々の病気に合わせた対策方法を活用しましょう

    花粉症で辛い思いをする方・ドライアイでお悩みの方は、年々増加しています。花粉症の方は花粉の接触を避けるため、マスクや帽子、スカーフを利用し、帰宅したら玄関先で花粉をはらい落としましょう。また花粉症とドライアイを併発している方は花粉・乾燥を防ぐ保護メガネも開発されているので試してみてはいかがでしょうか? 少しでも目に違和感があれば、眼科医に相談しましょう。