現代人に潜む目の疾患「ドライアイ」への挑戦状

潜在患者数は約800万人にものぼるといわれる「ドライアイ」。その疾患に着目し、日本初のドライアイに起因する角結膜上皮障害治療薬「ヒアレイン」(一般名:ヒアルロン酸ナトリウム)を発売した参天製薬は、「世の中ではまだドライアイが正しく理解がされていない」という課題に直面していた。ドライアイの認知・理解を高め、適切な治療を受けてもらいたい。共通の想いを持つドクターとともに、全社で取り組んだ疾患啓発活動に迫る。

潜在患者数が約800万人にものぼる現代病。「ドライアイ」の認知度が低い現状を変えたい。

1985年ごろに日本に疾患の概念が導入された「ドライアイ」。潜在患者数は全国で約800万人にのぼるが、実際に医療機関で治療を受けているのは推定200万人に過ぎないといわれている。また、近年はパソコンや携帯電話の普及、コンタクトレンズ装用者、高齢者数の増加に伴い、ドライアイの潜在患者数はますます拡大すると予想されている。
ドライアイという言葉自体はメディアなどを通じて一般の人たちに認知される一方で、「ドライアイは病気である」という意識が低く、その症状が軽視される傾向にあり、疾患への対処は患者さん一人ひとりの自己判断で行われるという現状があった。
患者さんがドライアイを正しく理解し、治療を受けていただくにはこのままではいけない。「目に特化するスペシャリティ・カンパニーだからこそしなければいけない活動をしよう」と、全社をあげた一大プロジェクトがはじまった。

ドライアイとは

さまざまな要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う疾患。 涙には異物侵入を阻止するほか、眼球表面の水分の蒸発を防止する役割がある。涙の量が不足すると、この役割を十分に果たせなくなり、ドライアイの症状が引き起こされる。涙が一定量ある場合でも、「ムチン層」や「油層」に異常が生じると、眼球表面を涙で覆うことができなくなり、ドライアイの一因となる。