次世代容器「ディンプルボトル」開発ストーリー

参天製薬の国内医療用眼科薬の年間製造本数は約2.5億本。国内における全製造本数の約55%という圧倒的なシェアを誇り、ドクターや患者さん、そして業界に与える影響は大きい。2003年の登場以来、ユニバーサル・デザインへの取り組みで6位にランキング(2008年)、グッドデザイン賞の受賞など大きな支持を集める「ディンプルボトル」。その開発ストーリーに隠された参天製薬のものづくりへの情熱に迫る。
※ 「日経ビジネス」2003年9月1日号、「日経デザイン」2003年9月号

患者さんの視点に立った仕様設計でQOL向上に貢献したい。

従来の点眼容器をゼロから見直し新開発された「ディンプルボトル」。「作りやすさ」から「点眼しやすさ」に着眼点を変えて誕生したこのボトルは、導入以来、参天の医療用眼科薬のほとんどの製品に採用されている。ディンプルボトルの最大の特徴、それは点眼薬を入れるだけの容器ではなく、誰もが処方箋通りに適切に適量を点眼できるという点である。ボトルのくぼみと柔らかさによって、持ちやすいだけでなく、高齢者の弱い力でも容易に点眼することができる。また、同じ量が出やすいように設計された構造や、識別しやすいパッケージデザインなど、全てにおいて、患者さんの目線で考えた工夫が施されている。目薬による治療では、複数回点眼するため、容器が患者さんのQOLに与える影響は計り知れないものがある。患者さんが使いやすい容器の開発は、国内でトップシェアを誇る参天にとって重要な責務でもあるのだ。

ディンプルボトルには、使いやすい機能がたくさんつまっています