
〜日常生活について〜
関節リウマチ(以下リウマチ)は薬による治療だけでなく、心身の安静と適度な運動、関節に負担をかけない工夫など、日頃から患者さん自身が積極的に療養生活に取り組むことが大切です。
リウマチと上手につき合っていくためのヒントは、病気とともに楽しく生きようとする意欲と、ストレスを上手に発散させる日常生活の態度・工夫にあります。 |
- Q1.安静にしていなければだめですか?
- Q2.日常生活で何か心がけることはありますか?
- Q3.どんなものを食べたらいいのですか?
- Q4.支援してくれるところはありますか?
Q1.「関節リウマチ」は、安静にしていなければだめですか?
リウマチの治療で、“安静”とは、全身的に安静にすること、局所的に安静にすること、また精神的に安静にすることを意味します。入院で活動性のリウマチ患者の状態が目立って良くなるのは、これらすべての安静によるものです。全身的な安静とは、体が痛いから運動をせずじっとしていることではありません。やはり、動かないと筋肉が衰え、関節の動きが徐々に制限されてきます。
腫れや痛みが軽くなったら関節の動く範囲(可動域)や筋力を維持する為にも過労にならない程度の適度な運動が必要です。家の中でできるリウマチ体操を生活の中に取り入れると良いでしょう。運動量は、翌日に疲れや痛みが残らない程度が目安です。ただし、どのような運動をどの程度行なうかは、症状によって、個人差がありますので、専門医の指導を受けながら慎重に行うようにします。決して自分の判断で実施しないでください。
局所的なものは、関節の腫れや痛みがひどくなるような炎症の強い時期は一時的に休ませるのも必要ですが、サポーターなどの自助具をしてでも出来るだけ軽度に動かすことも必要です。
また、精神的な安静は最も重要です。心配事などは、ストレスがたまり、病状を悪化させます。趣味を楽しんだり、身体に負担のない範囲で外出するなど、ゆっくりとした前向きの生活を楽しむことが大切です。
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運動の前に関節をあたためると効果的
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毎日少しづづ、気長に続けましょう
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無理な運動はかえって症状をあっかさせることも・・・
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首を動かす体操は要注意!
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Q2.「関節リウマチ」は、日常生活で、何か心がけることはありますか?
- リウマチの患者さんは、関節に余計な負担をかけないように普段から十分配慮しなければなりません。たとえば、固くつまむとか握る動作などをできるだけ少なくする工夫が必要です。日常の動作をもう一度見直し、自助具なども積極的に利用しましょう。
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衣装はファスナーなマジックテープで脱着しやすいように
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靴は底が厚くてやわらかなウォーキングシューズを |
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衣服や靴は保温性が高く、着脱が簡単なものを選びましょう。また、関節の動きが制限されて日常動作が困難な場合は、洗顔、整髪、衣服の着脱などを補助する自助具があります。冷えや湿気はリウマチ症状を悪化させる要因のひとつです。 |
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●鍋やカップの持ち方
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●荷物の持ち方
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●タオルの絞り方
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●皮むき、泡だて器などの利用
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特に食事の準備は、細かい動作が必要で、手や指の関節を酷使しています。調理器具やその使い方や持ち方などを工夫して、手首や指に負担をかけないよう気をつけましょう。 |
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入浴は関節の痛みやこわばりを減らしてくれる効果的な温熱療法です。ぬるめのお湯で、入浴時間は20分程度が目安です。また、入浴後のリウマチ体操も効果的です。 |
規則正しい生活と十分な睡眠は最も大切です。また、寝起きの負担を軽くするなら、ベッドがおすすめ。寝具はやや固めのものを使いましょう。 |
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リウマチによる全身の痛みにより行動が制限されてくると、種々の関節にかかる負担を出来るだけ軽減させることが必要です。トイレや浴室に手すりをつけたり、床の段差をなくすなど、住宅改造の工夫が必要になってきます。住宅の改造などに関しては、医師、作業療法士、理学療法士、ソシアルワーカーなどに相談したうえ、地域の福祉事務所や福祉課などの窓口に問い合わせてみましょう。建築関係者の斡旋や、状況により自治体からの助成制度のあるところもあります。 |
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Q3.「関節リウマチ」は、どんなものを食べたらいいですか?
リウマチの患者さんの特別な食事はありません。暴飲暴食さえしなければ、1日3回の規則正しい食事と栄養のバランスがとれた食物は必要です。特にリウマチは熱や炎症で蛋白質が分解されやすいといわれ、消耗性の疾患ともいわれています。
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肉や魚の他、豆腐や納豆などの大豆製品にも良質のたんぱく質が豊富に含まれています。 |
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牛乳や小魚などのカルシウムは、関節の変形や骨粗鬆症を防ぐためにもしっかり補給しましょう。従って、体力と抵抗力をつけるための良質の蛋白質は重要です。その他、リウマチに伴う合併症や薬の副作用に応じたカルシウムなどのミネラルやビタミンなどの補給も必要です。 |
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リウマチの患者さんは貧血になりやすいため、鉄分の補給も大切です。鉄分は一般に吸収が悪いので、ビタミンCの多く含まれた野菜や新鮮な果物などを積極的に食べるようにしましょう。 |
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肥満は、関節に負担をかけます。糖質や脂肪の取りすぎによるカロリーオーバーに気をつけましょう。 |
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Q4.「関節リウマチ」を、支援してくれるところはありますか?
- リウマチは内科や整形外科などで診てもらえます。また最近、リウマチ科のある病・医院もあります。
日本リウマチ財団では、リウマチ登録医として認定しており、同財団に問い合わせると、リウマチ登録医のいる病院を紹介してもらえます。
また患者さんの団体として日本リウマチ友の会があります。友の会ではリウマチに関する正しい知識の普及や医療相談、患者さん同士の情報交換など各地で幅広い活動を行っています。
リウマチは長く付き合っていかなければならない病気ですから、患者さん自身が積極的に病気と向き合う姿勢が求められます。病気についての正しい知識を身につけ、信頼できる医師や同じ境遇の仲間と出会う努力をすることも大切です。
■財団法人日本リウマチ財団
所在地:〒170-0005東京都豊島区南大塚2-39-7ヤマモト大塚ビル5階
電話:03-3946-3551
■社団法人日本リウマチ友の会
所在地:〒101-0047東京都干代田区内神田2-7-7新内神田ビル3階
電話:03-3258-6565
| 《活動内容》 |
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| ●機関紙「流」の発行(年間5〜6冊) |
●自助具の研究・紹介・頒布 |
| ●患者の集い |
●電話医療相談など |
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◎身体障害者手帳の交付◎
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リウマチの障害が進み日常生活にも支障をきたすようになると、障害の程度に合わせて身体障害者の認定を受けることができます。申請用紙は市役所の障害福祉課等の担当課で入手し、医師※に記入して頂きます。福祉サービスは地域の福祉事務所に問い合わせてみましょう。
特定疾患の認定は悪性関節リウマチが対象です。保健所・保健福祉事務所等に申請しましょう。
※身体障害者手帳認定医 |
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