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アイケアの方法

目がゴロゴロしたり、乾燥感があるときなどは、目薬をさすこともあると思いますが、疲れ目の予防には、目を酷使せず、適度に目を休ませることが基本です。目の状態を早く回復させるように、適切に目をいたわりましょう。

適度な休息・体操

長時間近くを見る作業で目を酷使したときは、毛様体筋が緊張し続けないように、適度な休息をとり、目を休ませましょう。例えば、パソコンを使って仕事をする場合、10分に1回程度画面から目をはずしたり、遠くのものを見るようにすると、毛様体筋が緊張から解放され、疲れがたまりにくくなります。

熱すぎない程度(約40℃)に温めた蒸しタオルなどを、まぶたの上に5〜10分置いて休憩する方法もあります。目の周辺を温めると、血管が広がって血行が改善され、マイボーム腺からの油層成分の分泌を促す効果があると考えられています。

また、デスクワークで凝った目には、眼球を上下左右に動かして外眼筋をほぐすとよいでしょう(図3)。

図3
図3

目薬の使用

調節機能を改善するための目薬

ピント調節をサポートする成分「ネオスチグミンメチル硫酸塩」を配合した目薬が市販されています。
ネオスチグミンメチル硫酸塩には、眼球に分布する末梢の副交感神経系を活性化させ、毛様体筋の収縮をサポートする働きがあります。夕方、パソコンの画面にピントを合わせるのが辛い、画面がぼやけて見える、目がショボショボするときなどに、ネオスチグミンメチル硫酸塩が配合された目薬を使用すると、ピント調節が改善されるので、近くを見るのが楽になります。

目のうるいおいを保つための目薬

目のうるおいを保つための目薬には、大きく分けて2つのタイプがあります。1つは涙液そのものに近い成分で涙液を補充するタイプ、もう1つはコンドロイチン硫酸エステルナトリウムなどを配合し、涙液を保持する能力を高めるタイプです。(涙液量が減っている人の場合、後者のタイプの目薬をさすと、さらにゴロゴロすることもあります。そのような場合は、先に前者のタイプの目薬をさしてから後者のタイプの目薬を使用するほうが良いこともあります。)

目に栄養を与えるための目薬

目の組織に栄養を補給することも目のケアには大事です。市販の目薬の多くに、組織の代謝や血行を促進する栄養素であるビタミン類、アミノ酸類などの栄養素が配合されています。
例えば、「ビタミンE」は末梢血管の拡張による血行促進作用や抗酸化作用があるとされ、「ビタミンB6」は疲労した末梢神経の機能を高めて、目の組織の新陳代謝を促し、目の疲れを緩和するといわれています。また、「タウリン」は目の組織代謝を活発化して、目の疲れを緩和する、アミノ酸の仲間です。

目の検査と矯正

視力検査で1.5や2.0などの高い値が出ることが多い遠視の人の目は、近くのものを見ると、近視や正視の人と比べて疲れやすいといえます。眼球が前後に短いため、毛様体筋をより緊張させ、水晶体を分厚くしないとピントが合わないからです(図4)。若いうちはピント調節機能が十分にあるので、遠視の眼でもそれほど問題になりませんが、年齢が進むにつれ水晶体は硬くなり、近くのものにピントを合わせづらくなってきます。

近くを見ると疲れるようであれば、凸レンズで毛様体筋の負担を減らし、目を疲れにくくしてあげましょう。

図3
図4

一方、眼球が前後に長い近視の人は、近くを見るときにピント調節をあまり行わなくてもピントが合うため(図5)、軽度の近視なら本を長時間読んでいても疲れにくい目といえます。しかし、落とし穴もあります。メガネやコンタクトレンズで遠くがよく見える状態を作り出していると、近くを見るときには遠視の目と同様、毛様体筋を強く緊張させてしまっています。

図2
図5

また、特に長時間にわたって目を使っているわけでもないのに、目の疲れが出る場合は、軽度の斜視(斜位)(注1)の可能性もあります。軽度の斜視の目では、本人が気づかないうちに外眼筋を緊張させて眼球の向きを揃えているため、日常生活でも目の疲れを感じることがあります。もしこのような症状がある場合は、一度眼科医にご相談ください。

注1:
斜視は、片方の目が正面を向いているとき、もう一方の目が外側や内側などを向いてしまう目。ずれが小さく、無意識のうちにずれを修正している場合は「斜位」と呼ばれる。

年齢とともに、水晶体の中心は硬くなり、ピント調節機能が低下します。そのため、何年も同じ処方でコンタクトレンズやメガネで矯正している人は注意が必要です。
とにかく遠くがよく見える(=視力が高く出る)メガネを選ぶのではなく、職場環境やライフスタイルに応じて快適に過ごせる、疲れにくいメガネを処方してもらいましょう。

その他

目の乾きからくる目の疲れには、エアコンの風が直接当たらないようにする、意識的にまばたきの回数を多くする、パソコンの画面を少し上から見るようにする、などを試してみましょう。

アントシアニン(ブルーベリーやカシスに多く含まれるフラボノイドの一種)、ルテイン(緑黄色野菜、果実、卵黄などに多く含まれるカロテノイドの一種)、アスタキサンチン(鮭、カニ、エビの殻などに含まれるカロテノイドの一種)、クロセチン(サフラン・クチナシなどに含まれるカロテノイドの一種)など、さまざまなアイケアサプリメントが市販されています。使用する場合は、それぞれの機能をよく理解して、目的に合ったサプリメントを選ぶようにしましょう。