知ってナットク!緑内障

緑内障について

緑内障の診断にはどのような検査が必要ですか?
眼圧測定、隅角検査、眼底検査、OCT検査、視野検査など、多くの検査が必要です。

眼圧測定

  • 直接、眼の表面に測定器具をあてて測定する方法と眼の表面に空気をあてて測定する方法があります。
  • 眼圧は血圧と同様に、1日のうちでも高くなったり、低くなったりしますし、個人差もあります。

隅角検査

  • 隅角鏡という特殊なレンズを使って、隅角の広さや異常の有無を調べます。
  • 隅角とは房水が眼内から出て行くところをいいます。

眼底検査

  • 眼に光をあてて視神経乳頭部の変化をみます。眼には見たものを脳に伝えるための視神経があり、網膜の神経線維が集まって眼球外へ出て行く部分を視神経乳頭と呼びます。また乳頭にあるくぼみのことを専門用語で「視神経乳頭陥凹(かんおう)」と呼びます。
  • 視神経が障害され、神経が死んでなくなると視神経乳頭陥凹(かんおう)の形が大きくなったり変形したりします。

OCT検査

  • 短時間で目の奥を観察することができ、眼底(網膜)の神経の厚みを測定します。
  • 正常の人と比べてどれだけ神経が薄いかを確認することで、緑内障による神経の障害の状況がわかります。

視野検査

  • 眼を動かさずに見えている範囲(視野)での光の見え方を検査して視野の欠け具合を見ます。
  • 視野の欠け具合の有無や視野障害の程度から緑内障の進行具合を判定します。

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