パソコンを長時間使う方

例えば、

    パソコンの画面を見ながら仕事をしたり、ゲームをしたりする時には、じっと画面を見つめてしまうことがよくありませんか?
    一定以上、画面に集中していると、目が疲れてしまいます。

    注意!パソコンの画面に集中すると”まばたき”が減る

     

    画面を集中して見ている時に、人は、まばたきの回数が減ってしまいます。一般的には通常1分間に20~30回程度まばたきをしていますが、画面を凝視している人は、その回数が4分の1に激減してしまうといわれています。まばたきは、目の外部から守ったり、涙を目に運んで乾燥を防いだりする重要な役割を担っています。
    まだたきの回数が減ると目の表面が涙で十分に保護されなくなり、目に傷がついて視覚障害を起こすことがあります。パソコンなどを使って長時間作業をする時には、意識してまばたきをするようにしましょう。

    パソコンを長時間利用するときの注意事項

    仕事でパソコンを長時間利用する時には、以下の点に注意しましょう。

    まばたきの回数を増やす

    画面に集中していることに気づいたら、瞬きをするように心がけましょう。

     

    伏し目がちに画面を見るように姿勢を変える

    目の角度によって、目にかかる負担を軽減することができます。
    姿勢に気をつけ、 伏し目がちに画面を見ることで眼球が露出する割合が減り、 目が乾くのを軽減することができます。

    パソコンのモニタ・ディスプレイの位置を下げる

    モニターを目より下に置く、または下になるように姿勢を変えるなどの工夫をしてみましょう。

    同じ理由で、家のテレビもできれば下を向く角度に置くのがベター。
    寝転がってテレビを見上げていると、目に思わぬ負担をかけることに・・・。お子さんがいらっしゃる方は、テレビやゲームをしている時の姿勢に、気を配ってあげてください。

    できるだけ、画面を見やすいように環境を整える

    パソコンのモニターは、直射日光を避け、できるだけ明るい場所に置くようにしましょう。
    照明との画面の角度を調整し、画面に光の写り込みがないように。

    また、モニターと回りの明るさが違うと、目の奥にある虹彩の動きが活発になり、目が疲れやすくなります。

    たばこの煙はできるだけ避ける

    たばこの煙もドライアイの大敵!ドライアイの方は涙の量が少なく、目に入ったたばこの煙などの異物をすぐに洗い流すことができません。オフィス内で吸っている人がいる場合は、その煙が目に入らないようにしましょう。

    リラックスすること

    1~2時間おきに、目の休息時間を設けてリラックスしましょう。リラックス時には副交感神経が作用して、目を保護する働きをする涙が出やすくなります。

    目薬を点眼する

    なによりも大切なのは、目の乾燥を防ぐこと。
    目薬を用法・容量に沿って点眼し、乾燥から目を守るように心がけましょう。
    また、一度開封した目薬は、長い間放置したりせずに、できるだけ早めに使い切りましょう。
    何年も前の目薬を使って、細菌感染などで目の病気を引き起こすと、大変ですよ!