アレルギー性結膜炎とは

アレルギー性結膜炎

アレルギーの患者さんは年々増加していますが、
正しい治療を行えば、症状を軽くすることができます。

アレルギー性結膜炎の治療方法と対策

眼科で行われるアレルギー性結膜炎の治療の基本は、薬物療法となります。薬物療法の目的は、日常生活に支障がないように、かゆみの症状を軽くすることが中心となります。
治療には、抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエータ遊離抑制薬)が、主に使われます。重症の場合には、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを使用する場合があります。

アレルギー性結膜炎のなかでも、症状の出やすい時期が予測できる花粉などが原因のアレルギー症状の場合には、『初期療法』という考え方が適用されます。症状が出る前の、花粉飛散時期の約2週間前から、または症状が少しでもあらわれたら、抗アレルギー点眼薬による治療を始める方法で、花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。毎年花粉症がひどい場合は、症状があらわれる前に眼科を受診することをおすすめします。また、抗アレルギー点眼薬は比較的副作用の少ない薬です。使用中は勝手に中断することなく、眼科医の指示に従って使うことが大切です。

対策

アレルギー性結膜炎の対策のポイントは、日常生活でできるだけアレルゲンに触れないことです。

花粉対策
  • 外出時はメガネ、マスク、帽子を着用する
  • 帰宅時に衣類や髪に付いた花粉を払い落とす
  • 帰宅後は手洗い、うがい、洗顔を心掛ける
  • 洗濯物、布団は花粉を払い落としてから取り込む
ハウスダスト対策
  • 掃除機でこまめに掃除をする
  • ホコリが溜まりやすい場所は、濡れ雑巾などで拭く
  • たたみやじゅうたんはダニが繁殖しやすいため、床はフローリングにする
  • 布団は天日干しをする
※花粉症とスギ花粉の飛散量

今や3人に1人が何らかのアレルギー疾患を持っているといわれています。特に、花粉症に悩む人は毎年増え続けています。この理由の1つに、花粉症の原因となるスギ花粉の飛散量が増えていることが指摘されています。

スギ花粉の飛散量は、前の年の夏の気候に大きく影響されます。猛暑で雨の少ない夏の翌年は、花粉の飛散量が多くなるといわれています。また、花粉が飛び始める時期は、1〜2月の気温に影響されます。この時期の気温が高いと、スギの花芽の活動が早まり、花粉も早くから飛散するといわれています。天気予報や花粉情報に気を付けて、早めの対策を心掛けましょう。