参天製薬

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CSR(社会的責任)

2014 眼科医療の第一線に立たれている先生方のダイアログ

患者さんのために医療現場から求められる参天製薬の社会的責任

 参天製薬は、「世界の患者さんと患者さんを愛する人たちのために」何ができるのかを常に追求し続けています。そのために、患者さんのことを理解することは私たちにとって欠かせません。そこで、患者さんの最も近いところにいらっしゃる医師をお招きし、ダイアログを実施しました。ダイアログでは、眼科医療の第一線に立たれている先生方より、「眼科医療の課題」や「参天製薬が、取り組むべきこと」について、忌憚のないご意見をいただきました。

ステークホルダーダイアログ実施要綱
主催 参天製薬CSR統括部
開催日 2014年5月2日(金曜日)
開催場所 東京
テーマ 患者さんのために医療現場から求められる参天製薬の社会的責任
参加いただいたせんせいがたのご紹介 東北大学 大学院医学系研究科 神経・感覚器病態学講座 がんかがく分野 教授 なかざわとおる先生(専門領域:緑内障)1995年東北大学医学部卒。国立長寿医療センター分子遺伝学研究所などを経て、ハーバード大学マサチューセッツがんかじびか病院に留学。2006年東北大学に戻りがんかじょきょう、講師などをつとめ、2011年から現職。山口大学 大学院医学系研究科 がんかがく 教授 そのだこうへい先生(専門領域:ぶどうまくえん)1991年九州大学医学部卒。同大学院での免疫学の基礎けんきゅうを経て1997年からハーバード大学スケペンスがんけんきゅう所に留学。2001年九州大学大学院に戻ってぶどうまくえんのけんきゅうを始め、2010年から現職。東京大学 大学院医学系研究科外科学専攻 感覚運動機能医学講座 がんかがく 講師 やなぎやすお先生(専門領域:網膜しょうし体)1995年東京大学医学部卒。同医学系大学院外科学専攻がんかがく教室、国立国際医療センター研究所細胞組織再生医学研究部、東京大学医学部文部教官助手がんかがく教室きんむを経て、2007年から現職。

ますます重要になる早期発見

中澤 眼科学会や医師会では、目の愛護デーなどの機会に、啓発ブースの開設や、市民公開講座など、目の病気について啓発活動を行っています。例えば、「がん」に対しては、死に至る病気として広く知られていますので、予防の意識が高くなります。眼科領域においても、目が見えない、見えにくい状態を実体験するような教育を小学校など幼児期から広く行うことで、予防意識の向上や早期発見を図ることができます。

園田 皆さん目の病気のことについて、もう少し知って欲しいと思います。私は大学病院に勤務していますので、失明に至るような重い疾患で、紹介されて来院される患者さんが割合として多くおられます。このような方々は、初めて視覚を失うことに対する恐怖感からすごく落ち込まれています。

 皆さん幼い頃から“歯医者さん”に行く機会は多いのに、“眼医者さん”にはあまり行かれません。眼科を受診する機会が増えるような取り組みも、もっと必要かもしれません。

園田 近視は幼い頃から比較的多い疾患なので、それがきっかけになれば良いと思いますが、眼科を受診せずメガネを作って済ませてしまうという現状もその一因なのかもしれません。

中澤 眼科医の指導もなくインターネットでカラーコンタクトを買って自由に着けて、眼に傷害を受けるようなことも最近は発生しています。眼科医としては考えられないことが起こっていて、一般生活者へのさらなる注意喚起が必要だと考えています。また、年をとって本当に困る3大症状は歯と目と骨ですから、歯科検診同様、眼科検診も、もっと普及して欲しいと思います。

 私が診る患者さんの半数以上が加齢黄斑変性という疾患です。これは片目を隠して物を見た時に気付くことが多く、自己チェックを促す広告などが出ると来院される方が増えます。ただ、その段階だと症状が相当進行してしまっています。早期発見のためには、40歳を超えたら年に1回は眼科で眼底検査を受けることが大切です。

中澤 私が診ることの多い緑内障でも、視野異常が出た時には既に6、7割の神経細胞が死んで生き返らない状態になっている患者さんも少なくありません。そのような状態になる前に発見し、治療を開始するためには、やはり定期検診が必要です。そのきっかけをつくるため、体重計や血圧計のように家庭で使うもので眼科に関係する機器を開発して、患者さんが自ら目の病気に気付けるようにする「センサリング」というテーマがあります。東北大学ではこれから力を入れてやっていこうとしています。

園田 私が専門とするぶどう膜炎は眼の炎症疾患で、最近は治療法が進み、例えばベーチェット病によるぶどう膜炎で失明に至ることは少なくなりました。それでも早期発見の大切さは変わりません。定期検診を受けることはもちろん、目がかすんだり痛んだりする異常を軽く考えないなど、もっと目に関心を持っていただきたいと思います。今後、高齢化によって眼の疾患が増加していくことは確実で、啓発活動はますます大きな課題になってきます。

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