参天製薬

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CSR(社会的責任)

2012 CSR体系の再構築に関して有識者とのダイアログ

アイエスオー26000を手引としたCSR体系の再構築について

 参天製薬グループは、経営ビジョン「世界で存在感のあるスペシャリティ・カンパニー」の実現をめざして、グローバルな事業活動を推進しています。CSR活動の推進においても、社会的責任に関する国際規格ISO26000を手引きに当社独自のCSR体系の再構築に2011年4月から着手しました。
 第1ステップとして、当社としてのCSRの定義と、その実現に向けた推進の考え方を「CSR推進概念」としてまとめました。この段階で活動の実効性を高めるために、有識者によるレビューを実施しました。レビューは、ISO26000の起草に関わられた方を含むCSRレビューフォーラムから4人をお招きし、ダイアログ(対話)形式で行いました。
 いただいたご意見を5つの切り口にまとめ、当社としての考え方も併せて以下に記載しています。これらの貴重なご意見を参考として今後の活動に活かしていきます。

ステークホルダーダイアログ実施要項
主催 参天製薬CSR統括部
開催日 2012年3月27日(火曜日)
開催場所 参天製薬下新庄オフィス
テーマ ISO26000を手引としたCSR体系の再構築について
協力 CSRレビューフォーラム

参加者

CSRレビューフォーラムから、やまぐちともひこさま、ふるやゆきこさま、くまがいけんいちさま、くろだかおりさまをお招きしました。

Review 1 CSR体系の再構築に至った経緯

  • ISO26000のフレームそのままに自社のCSRを推進しようというアプローチは、新しい仕組みを作っていこうという意志が感じられ、実験的で非常におもしろい試み。
  • これまでのCSR体系を当てはめていった感が否めない。
  • 第1ステップとしてここまで来られたことは、大きな成果。
  • 社会からの要請を新たなCSR体系づくりの起点としたことを、しっかりと社員に伝えていくことが重要。
参天製薬の考え方
  • 基本理念を大切にする思想がまずあり、「倫理綱領」に基づく活動を浸透させることが当社の基本的な考え方。
  • 何をもって推進していくかという材料を探した時に、折良くISO26000が発行され、当社のイメージと一致し、これを手引として実行することとなった。
  • CSR推進フレームワークが確立した時点から社員への浸透を図る。

Review 2ISO26000活用の意義

  • グローバルに事業を展開するうえで、ISO26000の導入は会社の評価に結びつくので非常に良いこと。
  • 中国への事業展開がより活発になる時期にISO26000を導入されたのは良いタイミングだと思う。
  • 社員がISO26000の精神を考えるきっかけともなる。CSRを実践することは個々の意識を変えていく。
  • 多面的なステークホルダーエンゲージメント注釈1を実施することで、新たに開けていく面があると思う。
参天製薬の考え方
  • ISO26000を手引とした実践活動は、「肝心なことは何かを考えよ」という、まさに当社の理念に重なっていく。
  • 対話をして、エンゲージメントをして、デューディリジェンス注釈2を実施し、当社の課題を見つけ、そのPDCAを回していく。
  • 人を変えていく、風土を変えていく、当たり前のことを当たり前にできるようにする、それが社会的な責任につながる。

注釈1

ステークホルダーエンゲージメント:ステークホルダーを特定し、それぞれのステークホルダーとの対話によりさまざまな意見を収集してCSR活動を評価し、今後の進め方の検討に活かして活動レベルを高めていくこと。

注釈2

デューディリジェンス:CSR(企業の社会的責任)におけるデューディリジェンスとは、組織の決定と活動に関する実際のおよび潜在的な社会に与えるマイナスの影響を特定するプロセス。

Review 37つの中核主題の取り入れ方

  • 7つの中核主題をもとに、なぜ御社がこの7つの領域を選んだのかという真意を、社員に浸透させることが重要。
  • 御社が独自に名付けた、CSR推進のための7つの領域がこの内容でいいのかどうか、継続的な検討が重要。
  • 表現としてISO26000の中核主題のみを取り入れたように受け止められてしまう可能性がある。
  • 7つの中核主題のみを基点にすると、他が抜け落ちたまま一人歩きしていく危険性もあるので、工夫が必要。
参天製薬の考え方
  • 当社の課題と結びつけた方が社員にとって理解し、浸透しやすいだろうと判断し、あえてISO26000の中核主題を言葉を変えて記述した。
  • ISO26000を手引にするうえでも実効性に最も重きを置いた。なによりも重要なのは社員の理解度である。
  • ISO26000の社会的責任の原則については、上位概念の説明に加える。

Review 4ISO26000活用における留意点

  • 社員全員がISO26000を本当に理解するのは簡単ではない。工程表をつくり、今どの段階にいるのかを明確にしながら、変更もできる仕組みがよい。
  • 企業側が考えるステークホルダーの優先順位と社会の実態とが正しいかどうか、すり合わせていくことが必要。
  • バランスを重視するISO26000において、女性の視点をもっと取り入れては?
  • 御社が社会に与えているマイナス影響も含めて、客観的にステークホルダーとともに確認していかねばならない。
参天製薬の考え方
  • 全社員にCSR体系の浸透を図るためには、長期的な工程表が必要だと認識している。短期的なPDCAサイクルと長期的なPDCAサイクルをしっかりと回していく仕組みを作らないと、根本的に改善しない。
  • 当社が医療に貢献し、企業として存続し続けるためには、CSRに根ざした経営が必要であることを伝えねばならない。

Review 5今後の運用に向けた課題

  • グローバルな舞台においては、日本国内ではなかったような意外な問題が出てくる。特に、人権の問題というのは、この先、念頭に置かれた方がいい。
  • 海外展開する際も、国内で構築した事業を通じた社会貢献の観点で、推進してほしい。
  • ISO26000を表層的な形をとって一人歩きさせることは避けなければならない。
  • 社員は非常に重要なステークホルダー。まず社員がいきいきと仕事のできる環境を提供することにつなげてほしい。
参天製薬の考え方
  • これから実績を作り組織に定着させることが第一のハードル。これを会社として当たり前の作業にしていきたい。
  • CSR体系を誰にでもわかりやすく工夫し、その説明もきっちりと行っていかなければならない。
  • 今後、急速な海外事業の成長を考えた時、CSRマネジメントシステムのPDCAサイクルの構築を急がなくてはならない。
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