参天製薬

文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

CSR(社会的責任)

労働・安全衛生

中期活動テーマ
安全衛生の確保
活動項目 KPI

社員の安全を確保する

無責事故を除く休業を伴う業務災害件数0件

 参天製薬グループでは、「人命」を第一に考え、従業員の安全を確保し、働きやすい職場環境の維持・向上を推進しています。

安全衛生マネジメントシステムの構築と運用

 当社では、従業員の安全衛生の向上を図るために、事業場ごとの特性・規模に応じた安全衛生マネジメントシステムを構築しています。安全面では無責事故注釈を除いた業務災害を0件にすることを目標に取り組んでいます。具体的には、各事業場において、定期的に設備や作業などに潜在する危険要因を洗い出し、発生しうるリスクを評価したうえで、対策を実施するリスク低減活動を行い、労働災害が発生した際には、類似災害の再発を防止するため、発生原因を究明し未然防止策を講じるとともに、各安全衛生委員会やイントラネットなどを通じて全社に周知・注意喚起を行っています。また、海外の事業場においても同様に取り組みを進めており、フィンランドの子会社サンテン・オイでは安全衛生マネジメントに関する国際的に広く採用されているOHSAS18001の認証を2008年に取得し、維持しています。参天製薬(中国)有限公司の蘇州工場では安全衛生委員会を組織し、活動しています。

注釈

無責事故:停車時に追突されるなど本人に過失のない労働災害

2016年度第2四半期累計(4月から9月)の労働災害発生状況

 2016年度第2四半期累計では、業務災害3件、通勤災害7件、合計10件の労働災害が発生しました。労働災害発生後には、各事業場間で被災状況とその原因を共有し、類似個所を点検しています。安全確保のために必要な改修も実施し、再発・類似災害防止に努めています。

2015年度の労働災害発生状況

 2015年度は、業務災害13件、通勤災害2件、合計15件の労働災害が発生しました。マネジメントシステムの継続的な運用、再発防止にかかわる適宜啓発などにより2006年度の34件から減少傾向にあり、10年間で半数以下となりました。また、無責事故を除いた業務災害は9件となり2006年度比55%減となりました。

化学物質の安全管理に関する取り組み

 当社の研究開発センターや工場では、新たな化学物質を取り扱う場合には、専門委員会において事前に安全性に関する評価を行い、当該化学物質を取り扱う従業員に周知することにより、トラブルを未然に防止する取り組みを行っています。2016年6月施行の労働安全衛生法改正に伴う化学物質の有害性・危険性評価の義務化により、使用している化学物質について再度棚卸を行い必要な対応を取っています。また、継続的に作業環境測定を実施することにより、安全管理を推進しています。

安全啓発に関する取り組み

 当社では、全社安全衛生委員会での取り組みとともに、事業場ごとに組織されている安全衛生委員会が主体となり、従業員の安全意識の醸成に向けた、さまざまな取り組みを行っています。

全社安全啓発活動

 従業員の安全意識を啓発するために、定期的な安全衛生ニュースの発行や入社時および管理職登用時に職場安全に関する教育を行っています。
 2015年7月の全国安全週間には、全従業員対象に転倒災害防止をテーマとした安全標語を募集し、優秀作品をイントラネットを通じて公開・周知するとともに、ポスターで掲示するなどして安全意識の啓発に活用しています。また、2015年度より、安全確保に対する動機づけを目的とし、一定の期間、休業災害をゼロに抑えた事業場に対して社内表彰を行うこととしました。2015年7月には奈良研究開発センターが、2015年10月には滋賀プロダクトサプライセンターが連続無災害1000日を達成し、社内表彰を行いました。

2015年度全社安全標語最優秀賞作品(テーマ「転倒災害防止」)
  • 階段の上り下り 慣れているものほど、足元ヨシ! 手すりヨシ! 指差し呼称で転倒災害ゼロ!
奈良研究開発センターの啓発活動

 奈良研究開発センターでは、従業員一人ひとりの安全意識を高めるために危険予知トレーニングを推進しています。各部署で危険予知に関する講義を行った後にそれぞれ推進役を任命し職場に根付いた活動とすることで労災件数が減り、職場の安全パトロールで指摘される個所も減ってきています。また、2015年7月の全国安全週間には、転倒災害防止に関する教育や車通勤者に対する安全運転講習を実施しました。さらに安全啓発活動の一環として、奈良県労働基準協会などが主催する「3ヶ月無災害運動注釈」に継続的に参加しています。2014年には5年連続で無災害を達成、シルバー顕彰を受賞し奈良県産業衛生大会にて表彰されました。

注釈

3ヶ月無災害運動:安全週間の前後3ヶ月間(6月から8月)の無災害(業務に起因して発生した死亡災害、休業1日以上の災害、障害の残る災害がないこと)をめざす運動

下新庄オフィスの啓発活動

 東淀川区下新庄オフィスでは、2013年12月から2014年1月に開催された淀川労働基準監督署が主催する「新春 安全二文字コンテスト」に参加しました。淀川労働基準監督署管内の企業から「あなたが思う”安全”にとって大切な漢字二文字」を募集、総応募数235作品の中から優秀な作品に、署長賞、次長賞、課長賞、ユニーク賞がそれぞれ贈られました。当社から応募した作品のうち、2作品が次長賞とユニーク賞を受賞し、2014年1月に淀川労働基準監督署 安全衛生課長より表彰状をいただきました。

防火防災に関する取り組み

 当社は、大規模地震などの災害発生に備え、消防法に基づき防火管理および防災管理に取り組んでいます。2011年3月の東日本大震災を機に、人命の確保と事業の継続をより確実なものとするため、国内の生産拠点である滋賀プロダクトサプライセンターと能登工場では、それまでの法の定めに基づく防火管理中心の取り組みから防災管理も含めた取り組みに見直しました。
 防火防災用資機材は主要事業場へ、備蓄品についてはすべての事業場とオフィスへ配備しています。非常持出袋は、派遣社員や委託先も含む当社に勤務する全員に配付しています。
 なお、2016年の備蓄品の更新にあたっては、賞味期限を一定確保した水について、特定非営利活動法人「ふーどばんくOSAKA」を通じて社会福祉活動に役立てていただきました。

全社での訓練・点検の実施

 大規模地震等の災害発生時において、安否確認は従業員の命を守るための重要な初期行動となることから、全社での安否確認訓練を継続して実施しています。訓練では、緊急連絡網の点検、「防災カード」に基づいた安全確保の動作や安否の報告など、従業員一人ひとりによる自らのとるべき行動の確認、事業場と本社との連携などを行い、見つかった不備はすぐに改善しています。
 また、非常持出袋についても常に使用できる状態を維持するため、災害などの発生時に、取り出しやすいところにあるか、内容物に不足はないか、使える状態にあるかなどの確認を年に1度、一斉に点検しています。2015年度は、点検実施の際に、配付目的や一人ひとりの管理の重要性などについて再確認を行いました。
 安否確認訓練、および非常持出袋などの点検を定期的に繰り返すことで、従業員一人ひとりの防災意識を高めるとともに、安全確保に対する備えがより確かなものとなるよう努めています。

事業場での訓練の実施

 各事業場では、消防法に基づいた自衛消防訓練を、事業場の特性も加味して必要な回数を実施し、一年間の中で勤務者全員が訓練に参加できるように努めています。

 2015年度からは、重要設備の被害状況確認や、ガラスが通路上に飛散した際に二次災害を防止するため避難経路を変更するなど、大規模地震発生時の被害想定に基づくシナリオを追加し、対応行動の習熟を図っています。

本部隊メンバーが、点呼結果の報告を受けている様子の写真 救護担当のメンバーが、担架で負傷者役の社員を安全な場所に運び、応急手当てを行う様子の写真 消防署員の指導による消火器を使った消火訓練の写真 施設担当者が、受変電設備の被害状況を確認している様子の写真

 全国の営業オフィスにおいても、防火防災体制を整備し、テナントビルでの共同避難訓練への参加など、従業員の安全確保向上に努めています。中国の蘇州工場においても、全従業員が参加して、避難・消火訓練を行っています。

事業場でのAEDを利用した救命講習会の実施

 当社では一定規模の事業場にAEDを設置し定期的に利用講習会を開催しています。2015年9月から11月には、奈良研究開発センター、下新庄オフィス、梅田オフィス、能登工場、滋賀プロダクトサプライセンターで、それぞれ「AEDを利用した救命講習会」を開催し、いざという時の備えとして、AEDの利用法や心臓マッサージの方法を学びました。

AED技術指導会で最優秀賞受賞

 2016年9月、石川県羽咋郡市の8つの事業所が参加して一次救命処置の知識、技術の取得を目的とする技術指導会が開催されました。技術指導会では、AEDを用いた心肺蘇生法の正確さや速さを競い、当社の能登工場から参加した従業員が最優秀賞を受賞しました。AEDを設置している事業所として地域の皆さんのお役にたてるよう技術向上に努めています。

交通安全への取り組み

 当社の労働災害は年々減少傾向にあるものの、交通事故による労働災害は2015年度7件で全体の約4割を占めていることから、交通安全対策への取り組みを重要な活動と位置付けています。交通事故および交通事故につながる交通違反の根絶をめざして交通安全に取り組んでいます。

新入社員に対する交通安全教育

 新入社員が企業ドライバーとして安全運転で営業活動を行えるように、配属までの約6か月間の研修期間中に、交通安全教育と運転技能トレーニングを実施しています。トレーニング期間終了後、改めて行う安全運転技能判定に合格したものだけに社内免許を付与しています。
 2016年4月に入社した従業員17人は、社内免許を取得し、10月から配属先の安全運転管理者の指導のもと、安全運転に努め、営業活動に従事しています。

無事故・無違反チャレンジコンテストへの参加

 当社が営業活動に使用している自動車は約570台にのぼるため、特に営業部門では継続的に交通安全の向上に努めています。毎年全国の営業職が「無事故・無違反チャレンジコンテスト」にエントリーして交通安全意識の向上に努めています。このコンテストは大阪府警察本部などが中心となり、大阪府下の各警察署単位で実施されているものです。2015年度は、62グループ575人がチャレンジコンテストに参加し、24グループが2015年10月から2016年3月の半年間、無事故・無違反を達成しました。また、個人別には446人が1年間の無事故・無違反を達成し、SDカード注釈を授与されました。
 2016年度も引き続き、車両を使用する営業職全員が10月からの無事故・無違反チャレンジコンテストに参加しています。

注釈

SDカード:1年以上無事故・無違反であるときに発行される証明書

道路交通法の改正に伴う対応

 統合失調症やてんかんなど一定の病気の症状がある運転者による重大事故発生を防止するための対策として、自動車運転免許証の取り消し、拒否、保留などが可能となるよう、2014年6月に道路交通法が改正されました。
 当社は、この道路交通法改正を踏まえ企業として実施すべき対応として、「一定の病気等」注釈の該当の有無について、営業車両および通勤車両の使用許可者全員に対して書面で確認しています。

注釈

「一定の病気等」:統合失調症、認知症およびてんかんなど自動車等の安全な運転に支障を及ぼすおそれがある病気として政令で定めるもの。

活動項目一覧

CSRマネジメント

参天製薬グループは、ISO26000の社会的責任の原則を尊重しCSR活動を推進します。注釈1
参天製薬グループは、CSR推進フレームワークに沿ってCSRマネジメントによるCSR活動を推進します。注釈2

注釈1

説明責任、透明性、倫理的な行動、ステークホルダーの利害の尊重、法の支配の尊重、国際行動規範の尊重、人権の尊重

注釈2

ISO26000を参考に当社独自に定義したもの

中期活動テーマ 活動項目
ステークホルダーエンゲージメントの確立
リスクマネジメントシステムの確実な運用

適正な製品・サービスの提供

参天製薬グループは、適用される法規、規格、基準を満足し、最新の科学技術を応用して、消費者に信頼される高い品質を確保した製品とサービスを提供します。

中期活動テーマ 活動項目
優れた製品の開発と提供
製品・疾患に関する情報・
サービスの提供
医療関係者・患者団体とのコンプライアンス確保

公正な事業取引

参天製薬グループは、事業活動を行う国や地域における法規・事業慣行等を遵守します。
参天製薬グループは、取引先を私たちのパートナーと考え、相互の発展をめざすとともに、法規・事業慣行等の遵守を求めます。

中期活動テーマ 活動項目
事業取引におけるコンプライアンス確保

人権尊重

参天製薬グループは、事業を行うすべての国と地域において、人権を尊重した活動を推進します。
参天製薬グループは、従業員一人ひとりが高い倫理観を持ち、お互いに敬意を払い、連帯感のある職場づくりを推進します。

中期活動テーマ 活動項目
事業活動における人権尊重

労働・安全衛生

参天製薬グループは、「人命」を第一に考え、従業員の安全確保および健康増進を図り、働きやすい職場環境の維持・向上を推進します。

中期活動テーマ 活動項目
働きがいのある職場環境づくり
安全衛生の確保

環境保全

参天製薬グループは、生物多様性が生み出す自然を地球環境の重要な基盤であると認識し、地球環境を保護・保存し、「美しい地球を次世代に引き継ぐ」ための活動を推進します。

中期活動テーマ 活動項目
地球温暖化対策
排出・廃棄対策
環境保護

社会貢献

参天製薬グループは、事業分野における医療の発展、
福祉の充実に向けた活動、および良き企業市民としての活動を推進します。

中期活動テーマ 活動項目
事業分野における医療の発展と福祉の充実
企業市民としての活動