営業・マーケティング

参天製薬グループは、患者さんと患者さんを愛する人たちのQOL(Quality of Life: 生活の質)向上に貢献できるよう、医療関係者、患者さん、一般生活者へ価値ある製品・サービスを提供し続けます。

組織力を活かしたMR活動

参天製薬のMR 注釈 は、日本全国で約14,000人の眼科医のほとんどを訪問し、豊富な製品ラインナップと専門メーカーとしての幅広い医薬情報を提供するとともに、さまざまなニーズの把握に努めています。医療現場のニーズをもとに、疾患啓発や医薬品の適正使用など、患者さんのQOL向上のための情報を提供しています。その一つとして、疾患や治療に関する患者さん向けの冊子やDVDなど、さまざまなツールを提供しています。
また、首都圏ならびに関西の大学病院などを専門に担当するチームを編成することで、大学病院などで行われている最新の治療や疾患情報などを入手し、眼科医にとって有用な情報をより迅速に提供しています。研究開発部門との連携による先生方のより深いニーズに対応した情報提供にも努めています。

注釈
MR:Medical Representativeの略。医薬情報担当者

患者さんを対象としたさまざまなツール

緑内障による失明予防活動

緑内障治療継続プログラムパッケージの提供

緑内障は日本の失明原因第1位の疾患です。自覚症状がほとんどないことから、治療を途中でやめてしまう患者さんが多いことが課題となっています。この取り組みとして、継続通院をサポートするパッケージを医療機関に提供し、2017年度末時点で約1,500の医療機関に展開しています。
先行実施した11施設では、治療継続率が約50%から約90%へと大幅に向上しました。

早期発見のための疾患啓発活動への協賛

世界緑内障連盟と世界緑内障患者連盟が中心となり、緑内障啓発を目的として、毎年3月に世界緑内障週間を設定し、世界中でさまざまな啓発活動を実施しています。
参天製薬グループは、世界各地で行われる緑内障疾患啓発活動に協賛しています。
2018年は、日本をはじめとしてアジア・欧州各地において各国緑内障学会の先生方と共同し、緑内障の早期発見に向け、下記活動を支援しました。

  • 日本:全国70か所のランドマークで行われた緑内障にちなんだグリーンのライトアップイベントとポスター配布による啓発
  • 韓国:医療施設向けポスターと患者さん向けリーフレットによる疾患啓発
  • フィリピン:緑内障学会による15施設での院内疾患教育
  • タイ:緑内障学会への検査用資材の提供
  • フィンランド:タンペレでの市民公開講座

緑にライトアップされた神戸MOSAIC大観覧車

ドライアイの疾患啓発活動

ドライアイは、1985年頃に日本に疾患の概念が導入された現代病です。潜在患者数は日本で800万から最大2,200万人と言われていますが、そのうち医療機関を受診している患者さんは200万人に過ぎないと言われています。参天製薬グループは、潜在的な患者さんにドライアイを正しく認知・理解してもらい、眼科を受診し、治療を受けていただくことで一人でも多くのドライアイの患者さんに貢献することを目的に、ドライアイについて幅広い情報を発信するなど、疾患啓発活動を続けています。

ウェブサイトを通じた情報提供

患者さん・一般生活者向け

当社のウェブサイトでは、「目の情報ポータル」として、製品に関する情報だけでなく、目の症状や診断、治療、予防方法に関する情報を提供しています。

医療関係者向け

日本では、治療の高度化、医療ニーズの多様化に対応した情報をタイムリーに提供するため、医療関係者の方を対象としたウェブサイト「参天メディカルチャネル」を設けています。「参天メディカルチャネル」には、検査、診断、治療、手術など多彩なテーマの動画をいつでもどこでもご視聴いただける「眼科学術ビデオライブラリー」 注釈 を掲載しています。また、当社が販売する製品情報、医療関連ニュース、日々の診療に役立つ情報などを発信し、ご希望いただいた方にはメールマガジンも配信しています。

注釈
「眼科学術ビデオライブラリー」:日本眼科医会が企画、当社が協賛した眼科学術映像コンテンツ

医療関係者向け会員制ウェブサイト
「参天メディカルチャンネル」のトップページイメージ

学会、講演会、研究会での情報提供

当社では、国内外の学会との共催による講演会を開催し、最先端の研究や治療の動向などをタイムリーに各国の医療関係者にお届けすることに努めています。
また、疾患や治療に関する研究者間の交流を目的として、国内のみならず欧米やアジアから最先端の研究者や若手研究者が参加する研究会を開催しています。研究者同士が交流されることで、新しい治療や診断の開発につながると考えています。

シンポジウムの様子

顧客ニーズに基づいた製品・サービスの改善

参天製薬グループでは、MRや「お客様相談室」などにお寄せいただいたお客さまからの貴重なご意見は、社内の関係部署に共有し、内容を十分に検討したうえで、その結果を適正使用の推進につなげるため、MRなどの関係者に周知し医薬情報提供活動に反映するとともに、製品やサービスの改善にも活かしています。

使いやすい容器の追求

参天製薬グループは、容器は点眼剤にとって、単なる入れ物ではなく、治療を支える重要なものだと考え、患者さんや医療関係者の声に耳を傾け、患者さんにとってベストな容器を追求し続けています。

改善事例

アルミ袋開封後の保管方法・期間明記

1回使い捨てのディスポーザブル製剤は、品質保持の観点からアルミ袋に包装しています。一部の製品について、包装開封後の保管方法や期間をアルミ袋に明記し、わかりやすくしました。

中栓の形状変更

ムコゾーム点眼液、ラクリミン点眼液については、患者さんや医療関係者の方々より液だれしやすいとのご意見をいただき、中栓の形状を変更し改善しました。

改善前後の点眼容器中栓の形状