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クラドスポリウム クラドスポリウム カビ
Cladosporium
アルテルナリア

生活環境中には多数のカビが生息しいる。そのカビの種類や数は多少の季節的変動を示すが、どのような環境であれ年間を通じて検出される。その細胞形態は胞子あるいは菌糸である。カビによるアレルギーは、主に胞子、菌糸、菌体外代謝産物を吸入・接触することにより、発症するものである。カビアレルゲンは、近年住環境が整備され住みやすくなる一方で、増えつつあり、健康に及ぼす影響が危惧される。

クラドスポリウム ■カビの生態アラカルト
発 生 し や す い 時 期

気温が20℃前後になり、高湿度になる春期から秋期にかけて発生し、空中に飛散する。

最 適 繁 殖 条 件

1.適度な湿度(一般に85%以上)があること。
2.適度な温度(多くは20〜30℃)であること。
3.ある程度の栄養源(有機物)が存在すること。
4.酸素が存在すること。

発 生 場 所

浴室、台所、押し入れ。家具などと接触する高湿な壁面やカーペット、畳、皮革などに生育する。

 
カビ予防のポイント
  • 気流が滞る押し入れなどには”すのこ”を敷き、風通しをよくする。
  • 家具、調度品と壁面の間は少しあけるようにする。
  • 換気を十分に行い、湿度を下げる。
  • 室内で洗濯物を干したり、観葉植物を多く置くことはできるだけ控える。
  • 食品にはカビが生えやすいので、冷蔵庫の中でもなるべく長期保存はしない。
  • できるだけほこりをためないように、まめに掃除をする。
  • ほこりのたまりやすいじゅうたん、床面フェルトなどの使用を極力避ける。

クーラー使用前後の空中真菌1)


冷暖房器具のフィルターの清掃も重要な対策
室内におけるカビの増殖場所として、冷暖房器具が指摘されています。クーラーでは主にクラドスポリウムが増殖し、空中に散布されることが示され、空調病などを引き起こすことが注目されています。したがってこれらの器具のフィルターの清掃も重要な対策となります。

国立衛生試験所衛生微生物部 高鳥 浩介 1)参考文献/鳥居 新平:J.Antibact. Antifung. Agents 14, 183, 1986

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